内容説明
雑踏で賑わう吉祥寺駅前で、金田一耕助と等々力警部が、一人の青年を見張っていた。やがて、動き出した青年を等々力警部が尾行し、金田一は、見当をつけていた現場へ先廻りすることになった。青年は、一年前に不可解な事件に巻き込まれて失った記憶を取り戻そうとしていた。その事件の鍵を握る謎の女は、彼の瞳の中だけに存在するのである。今ようやく、事件の全貌が明らかにされようとしていた…。(瞳の中の女) 一篇ごとに趣向を凝らした、金田一耕助異色の事件簿。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉
17
金田一耕助を主役とした短編集。長編では地方の因習とか柵の中で悪戦苦闘する金田一が見れるが、こちらでは都市や避暑地と言った文明的な世界観における活躍がメイン。田舎では余所者扱いだが、都会においても矢絣に袴の男は異物なのがおもろい。目立つ格好で尾行とか平気でやるのもなんかズレてて可愛い。ちょっとした言葉遣いや待ち合わせの時間のズレからアリバイ崩しを行う『鞄の中の女』、最後の一文がバッチリ決まって「お後がよろしいようで」と言いたくなる『夢の中の女』が面白かった。2023/03/18
marty@もぶおん学
10
発表順に「夢の中の女」(S.31.7)から。パチンコ屋の看板娘で空想癖のある通称「夢見る夢子さん」が、3年前に何者かの手によって殺害された姉と全く同じ状況で殺された。人気歌手だった姉のパトロンである会社社長や、ファンの青年が容疑者として浮上するが、姉妹の殺害は同一犯によるものなのかが事件の焦点となり、また妹がなぜ殺されなければならなかったのかに捻りが効いている。2023/12/16
agtk
9
金田一耕助の短編集。「~の女」というタイトルの短編が11編。等々力警部とのバディがほほえましい。どれもおもしろかったが、特にお気に入りは「鏡の中の女」「傘の中の女」「夢の中の女」。「瞳の中の女」も毛色が変わっていておもしろい。今回の表紙はちょっと苦手かな…。2023/06/04
奥田智徳
8
再読。金田一耕助と等々力警部の短編集。気楽に読めるのが良かったかな。殺人事件を笑って話ってのもある程度軽い作品集。良く考えると怖いけど?2023/07/16
たかだい
5
日本の名探偵としてはトップレベルの知名度を持つと思われる「金田一耕助」シリーズの短編集 タイトルを「○の中の女」に絞った短編が10作程収録されている 長編で見られるような怖々とした雰囲気は鳴りを潜め、比較的明るいというかコミカルなやりとりが目立つ気がします 1話1話が小粒ながら読み切り易く、いつでもキリ良く中断しながら読めるので(いい意味で)時間潰しにも丁度いい 最後に、本作のラインナップの中では、個人的には「傘の中の女」辺りが一番好きですかね2024/08/24
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