角川文庫<br> 天才弁護士の孫娘 比良坂小夜子と御子神家の一族

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角川文庫
天才弁護士の孫娘 比良坂小夜子と御子神家の一族

  • 著者名:雨宮周【著者】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2022/06発売)
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  • ISBN:9784041118726

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内容説明

若手弁護士・小夜子の祖母は勝率100%の天才弁護士。だが本人は気弱な性格で先輩の葛城から怒られてばかり。そんな折、小夜子は大実業家の遺言執行人に指名されるが、屋敷で連続殺人が発生して……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のんちゃん

34
弁護士比良坂小夜子は無敗を誇る亡き同業、比良坂貴夜子の孫、だが本人は自信のなさが露呈する、仕事の出来ないポンコツ弁護士。そんな彼女に亡き祖母の所以である大実業家の遺産分けの遺言執行の依頼が来る。この依頼によって小夜子は壮絶な殺人事件に巻き込まれていく、と言うミステリー。200頁の分量でここまで読ませる作品は素晴らしいと思う。無駄な部分を排除しつつ、ちょっと笑えるエピソードも挟み、作品を謎解きだけに向ける必死さがないのがよい。ただ遺言状の内容が謎だ。被相続人には事件の予測ができていたのだろうか?2022/07/16

よっち

33
伝説の弁護士の孫はまさかのポンコツ?祖母と比べられる平凡な若手弁護士・比良坂小夜子がいわくありげな一族の遺言執行者として指名されるリーガルミステリ。気弱で流されやすく省エネなスタンスの小夜子が、不穏な遺言書や癖の一族に振り回され、先輩の葛城に叱咤されながら遺言状の謎と殺人事件の真相に挑む展開で、このいかにも面倒そうな案件にあのポンコツっぷりだとなかなか大変そうだな…と思いながら読んでいましたけど、段取りは悪いのになぜかテンポよく進むストーリーは後半になかなかの急展開もあったりで、なかなか面白く読めました。2022/07/11

よっしー

32
タイトルが気になって手に取りました。祖母の影響が大きく、祖母の言われるがままに人生を歩んできた結果、自己評価が低すぎる人間になってしまう…。ただ、ある意味自分の能力を理解して、出来ないところはきちんと助けを求めているので、そこは評価出来るのかな。第三者としては応援したくなりますが、ヘルプを求められている側の負担は甚大ですよね。少しずつ、祖母の支配からも抜け出せているようなので、将来的には立派な弁護士に…なっているのかな?(笑2023/11/14

らなん

16
初めての作家さん。2022年、文庫。勝率100%の弁護士だった祖母の孫娘が、大実業家の遺言執行者に指名された。奇妙な遺言と、明らかになる家族の秘密など、既視感はあれど読みやすく、何より、主人公の弁護士の明るさや性格の良さが、雰囲気を良くしていて、続編が出たら読みたいと思わせる本でした。2022/09/06

15
この作家さんの二作目、何となく読了。お金持ちの遺言絡みのお話しは、ありがちなような2024/08/11

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