四角六面~キューブとわたし~

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四角六面~キューブとわたし~

  • ISBN:9784334962548

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内容説明

1980年代に大ブームを巻き起こしたルービックキューブ。人々はいまなおそれを解く速さを競い合い、創造性の源、知性のシンボルとしてとらえてもいる。一方、その考案者の感性や思想は、キューブさながらにシンプルかつ深淵だ。富や名声に執着しない彼が、いかにキューブを考案し、そこから何を学んできたのか、赤裸々に語る!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

中玉ケビン砂糖

59
製作者自伝(あるいは評伝)としては初というのは意外だったが、なにせタイトルが利いている(笑)。我々が間取りや図面だけを見てどんな構造・形状のものかをあれこれ試行錯誤しながら想像するのに比し、建築畑の人間にとっては頭の中ですでに完成物が「立体」として立ち現れるのだという。その抽象的思考プロセスを「キューブ」という具象で再現できないものか、という発想自体が凄い(「特許申請時にとりあえずつけた名前が『三次元論理玩具』(強そう)」)。2022/05/01

スプリント

12
現在も様々なタイプのルービック・キューブが発売され、早揃えの動画など人気を博している。 ルービック・キューブが生まれた背景やそれがもたらす効果、さらに哲学的な意味まで広げて解説した本です。 製作者とキューブくんへのインタビューも面白い2022/04/30

海星梨

8
よー分からんマイペースなリズムを持っている方だなーと言うのが第一。学校自由主義?的なのはいいとして、スティーブ・ジョブスそんなにいい奴じゃないだろ。日本含む色んな国の個人技術者の特許を「アメリアで裁判なんかできんだろw」ってパクったり(日本人技術者が訴えて勝ってる)、最近も古いiPhoneをOSアプデの時にわざと性能落として訴えられてたんだが。2024/02/17

貧家ピー

7
ルービックキューブの生みの親、ハンガリーのエルノー・ルービックの自伝的一冊。どの章から読んでも良いと書いてるように、生まれから現在まで一方方向で話が流れるのではなく、思考方向も含めた「頭の中」を全部開示したというような一冊になっている。ルービックが名前と初めて知った。著者を動かす原動力が「好奇心」と「なぜ、どのように機能するのか」理解したいという探求心、と語る第4章が印象的だった。2023/01/19

にゃーごん

7
ルービックキューブは数年前に買って、取説の解説を見ながら何とか全面合わせられる始末。以降はインテリアに…。ルービックが人名だということすら本書で初めて知った。プロとしての活動を楽しみ、新しい課題をアマチュアのようなと喜びを持って待ち望む。私もそうありたい。2022/09/10

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