内容説明
作家・葉室麟を作った数々の本と人
50歳過ぎてのデビュー時に既に完成されていた“葉室史観”。敬慕され続ける作家を涵養した本、人との出会いが綴られたエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
114
私はこの方の本は「蜩ノ記」しか読んだことがなく、2017年に66歳で逝去されていたとは知りませんでした。これから活躍というのにご本人は残念だったのでしょうね。自分なりの「坂の上の雲」をこれから書こうと思っていたのでしょうね。ここに掲載されていr読書録は私もほとんど読んでいて親近感を覚えました。そのほか歴史や日常に関するエッセイが収められています。読みやすい感じが非常にします。2022/08/22
tamami
55
2017年に亡くなった作家の遺著ともいうべきエッセイ集。新聞に定期的に掲載された書評と、歴史に関わる幾つかの随想作品、小説講座での語り、絶筆となった言葉が収められてある。書評は、どれも数頁の短いものであるが、作家自身の生活と読書体験、文学史的素養に裏付けられた、作品・著者の本質を衝く文章ではないかと思う。最後の一行まで作家の心遣いが感じられる。歴史随想の中では、藤原不比等についての一文が印象に残った。掌編ではあるが、それまでの自分の不比等像を一新させる視点を持っているように感じた。第三章は、「小説講座で語2022/08/02
はな
30
初読み作家さん。題がまず好き。読書好きとしてはとても惹かれるシュチエーション。紹介された本など最近遠のいていた時代小説、歴史小説が多く久しぶりにまた読みたいなと思いました。そして何より葉室麟さんの本を読みたいと思いました。病床で作品の構想をお話されていたとのこと。読んでみたかった。2024/01/14
マッピー
22
読もう読もうと思いながら、まだその作品を読んだことのない葉室麟のこの作品を買ったのは、もちろんタイトルに惹かれたから。『読書の森で寝ころんで』こんな至福はあるまい。50歳を過ぎてからの作家デビューで、残り時間にどれだけ書けるのかをいつも考えていらした著者の病床での最期の言葉に「西郷のあとは、坂の上の雲。がんばらないと。」とあって、その早すぎる死を残念に思う。葉室麟の麟は、勝麟太郎から取ったとあって、思わずにやり。絶対趣味合いそうだなあ。2022/11/20
さきん
21
仕事始めてから、農家からお薦めされた本が著者のだった。藤沢周平に似ている小説を書くなという印象だったが、本書を読むと歴史作家以外の詩人や小説家、評論家等様々な文筆から影響を受けていることを知り、他の作品も読んでみたいと思った。50代過ぎでのデビューで福岡出身というのも知らなかった。2026/02/27




