ゴキブリ研究はじめました

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ゴキブリ研究はじめました

  • 著者名:柳澤静磨【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • イースト・プレス(2022/08発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781620954

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内容説明

■知ると、「嫌い」はふっとんだ。
ゴキブリ数万匹を飼育研究し、つぎつぎに新種ゴキブリを発見する「ゴキブリスト」の奮闘記。
図鑑のゴキブリが載ったページをセロハンテープで閉じてしまうほど大嫌いだったのに、なぜゴキブリ研究を始めたのか?
そのきっかけには、知られざるゴキブリの姿、いわゆる“G”的なイメージとはかけ離れた、バリエーション豊かな形態・生態がありました。

■見つけるだけでは「新種」にはならない
「新種の生き物を見つけて捕まえる」だけでは、新種は新種として世に出ることができません。
多数の標本を集め、解剖で交尾器を取り出したり、DNAを調べたりして、他の種類とどこが違うのか検討し、論文を書く必要があります。柳澤さんの場合、最初の発見から論文の出版まではおよそ2年半を費やしました。
生き物が好きで、「いつか新種を発見してみたい」「名づけてみたい」と夢見る若い読者にも、本書は参考になるはずです。

■ゴキブリも、生態系の大事な一員
「ゴキブリなんて、絶滅すればいい!」
こんなふうに思ったことのある人もいるかもしれません。
でも、雑食でさまざまなものを食べるゴキブリは、朽ち木や落ち葉などを食べる「分解者」として活躍しています。
「害虫」だけではない、彼らのステキな一面に迫りましょう。

【目次】
第1章 ゴキブリはなぜ嫌われるのか
第2章 ゴキブリを知る
第3章 ゴキブリ嫌い、ゴキブリの道へ
第4章 ゴキブリ飼育はトライ・アンド・エラー
第5章 いざ、ゴキブリ展
第6章 ゴキブリ研究はじめました
第7章 ゴキブリは、嫌われてるからおもしろい
番外編 第4のルリゴキブリ
付録 まだまだいるぞ! 世界のゴキブリ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

92
G嫌いだった著者がGに興味を持ち始め35年振りの新種の発見から論文発表、新種記載まで漕ぎ着けた奮闘記。嫌われ者のGの生態や魅力を少しでも多くの人に知ってもらいたいという気持ちから、嫌いな人でも手に取れるよう写真は一切掲載せず可愛らしいイラストと分かりやすい文章で構成されています。コラムではGの匂いや食感などにも触れ、G愛の強さに微笑ましささえ感じてしまいます。私も含め嫌いだからこそ気になって仕方が無い、そんな人こそ「ん?そうなの」とハマってしまいそう。著者の研究は始まったばかり、今後の成果にも期待します!2022/07/02

がらくたどん

74
老舗ホテルのG騒動を描いたコメディーとともに。虫好きだがG嫌いだった昆虫自然観察公園職員氏が仕事でGの飼育を担当し、いつしかGの魅力に目覚めて新種記載論文を仕上げるまでの記録エッセイ。「実はカマキリの親戚」ってところから始まり、そもそもなぜGが嫌いなのかの自問自答に付き合い、テントウムシみたいなGだのダンゴムシみたいなGだのキラキラ虹色Gだのを見せられているうちに、単純な私は強固なはずの「G嫌い」の岩盤にうっすら亀裂が・・。多分にG紹介がイラストのせいではありますが。家屋に入らず庭で暮らしてくれたらな~。2023/06/12

keroppi

71
ゴキブリが苦手な私だが、図書館の新刊コーナーで見つけて借りてしまった。我が家にもゴキブリは出没するし、ゴキブリホイホイも置いている。嫌われ者こそ興味が湧くということかな。ゴキブリ嫌いの著者が、ゴキブリが大好きになってしまったというが、私はまだまだ好きにはなれそうにない。こんなにゴキブリの種類がいるのも初めて知った。2022/08/21

TATA

45
G研究の面白さを語る一冊。黒く光って飛ぶGなタイトルに惹かれて読んだのだけど、G好きというより昆虫好きな方なんだよね。結構マジメな内容で、その分「バッタを倒しにアフリカへ」のような突き抜け感はないかなあ。ただGを食べて体調を崩したのはちょっとやりすぎ。あと、写真がないのが残念かと思っていたのですが、Gの写真は載っけちゃダメだよね、やっぱり。2023/02/20

よこたん

43
“中央アメリカや南アメリカなどに生息するミドリバナナゴキブリ(グリーンバナナローチ)は、名前の通り、緑のバナナのような美しい色をしています。翅はガラスのように透き通っていて、触覚はオレンジ色です。” 出会いが違っていたら、まあ〜きれいな昆虫、となっていたのだろうか。黒くてツヤツヤ、予測不能な動き(たまに飛ばれる)、夜中の台所でサカサカッ、のイメージしかなかった私には興味津々な本だった。野外にいるのと、家にいるの(別に飼ってはいない)とでは、こっちの気持ちが違うよ。食べたらアレルギーの体験には震えあがった。2023/07/14

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