内容説明
東大からの挑戦状!?伝説の入試問題に挑め!
1998年・3月。東京大学理科一類の後期日程試験に、過去に類を見ない数学の奇問が出題された。
中堅予備校「七徳塾」の数学講師・言問さくらは、解答速報を出すべく早速この奇問に挑むも、まったく解けない。しかも信じられないことに、他の大手予備校も解答を作成できずにいるという。
さくらはこの問題が受験史に残る超難問であると確信し、大手予備校を出し抜き、どこよりも早く解答速報を出してみせると決意するのだが――。
立ちはだかるは、東大が出題した伝説の入試問題。いまだ語り継がれる実在した受験史上最悪の超難問に挑む、本格数学小説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
もぐもぐ
41
実話を題材にした小説。1998年東大後期試験の数学大問3が予備校講師たちを震撼させた。難しすぎて解けない。はたして誰が最速で解答速報を打てるのか。弱小予備校のエース数学講師・言問さくらと大手予備校講師たちとの矜持をかけた長い戦いが始まる。日本受験史に残る難問と言われていますが、解答に辿り着くプロセスが分かり易く描かれとても面白かったです。自分なら小問(2)は秒で捨て問判断😅 完答者ゼロだったらしいけど、受験生はどこまで辿り着けたんだろう?2024/01/26
hnzwd
23
大学入試史上最強の難問と言われる数学(1998年後期)試験の1問を題材にしたフィクション。大手予備校であれば試験当日に解答速報が出るのが当たり前ですが、日本最大手の予備校でも解答が出せなかったという伝説の超難問です。物語自体は小さな予備校の講師である主人公が、難問に挑む、というお仕事小説の体をなしてますが、題材が数学なだけに内容は。。グラフの操作の話なので、訳わかんない、と言うことにはなりませんが、その筋道は思い浮かばないだろ、というアプローチが凄い。2022/06/21
tomtom
16
実際にあった出来事を使っての物語で面白そうと読み始めたが、なかなか入り込めなかった。もし自分がこの試験を受けていてそれが物語になったとしたら、面白かっただろうな。2024/01/17
雪丸 風人
15
駿台も河合塾も解答速報が出せない!1998年の東大入試で実際にあった「受験史に残る事件」を題材にした創作です。主人公は大手への対抗心に燃える数学講師。塾生想いの彼女が、弱小予備校の東大コースの存続をかけて、受験史上最大の難問に挑みます。主人公たちの36時間に及ぶ戦いが熱いですね。やはり粘り強さは大切で、かつ熱意は伝染するのだと再認識。私自身、数学はからっきしダメなのですがドラマの部分で楽しめました。特に印象に残ったのは、親の期待に潰されかけた教え子からの感謝の言葉でした。(対象年齢は14歳以上かな?)2022/11/26
kitten
12
図書館本。向井さんの受験数学小説。最難関の受験問題に挑むお話だけど、これ、実在した問題なのか? 向井さんが自分で作った創作ならそれはそれで恐ろしい。問題文が長すぎてちっとも理解できない。見た瞬間に捨てる捨て問。これ、受験生で解けた人いるの??しかし、問題はちっともわからないのに、小説として面白く読める。そこは、向井さんのウデなんだろうな。評価、星32024/09/30
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