新版 音楽好きな脳 ~人はなぜ音楽に夢中になるのか~

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新版 音楽好きな脳 ~人はなぜ音楽に夢中になるのか~

  • ISBN:9784636975918

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内容説明

「レコード・プロデューサーから認知心理学者に転身した著者が、科学の話題を詳細に解説していく手際が実に見事。」――ニューヨーク・タイムズ
「音楽と記憶の深い結びつきを踏査して、音楽の魅力を損なうことなく、その不思議な魔力を測り尽くす。」――ロサンゼルス・タイムズ
「アーティストと聴衆が目指す究極の一体感――この著者は、読者にそれと同じ思いを味わわせてくれる。」――シアトル・タイムズ
「異色のキャリアの著者が、心とメロディーの関係について鋭い洞察を与えてくれる。」――サイエンティフィック・アメリカン

目次

はじめに 音楽が好きで科学も好き――なぜこの二つを結びつけたいのか
第1章 音楽とは何か?――ピッチから音色まで
第2章 足で拍子をとる――リズム、音の大きさ、ハーモニーを聞き分ける
第3章 幕の向こうで――音楽とマインドマシン
第4章 期待――リスト(とリュダクリス)の音楽に期待するもの
第5章 名前を知っているなら、電話番号は自分で調べて――音楽をどうカテゴリー化するのか
第6章 デザートが済んでも、クリックはまだ四つ先の席にいた――音楽、感情、そして爬虫類脳
第7章 何が音楽家を育てるか?――専門技術を分析する
第8章 私のお気に入り――好きな音楽を好きになる理由
第9章 音楽を生み出す本能――進化のナンバーワン・ヒット

謝辞
補説A 音楽を聴く脳/補説B 和音(コード)とハーモニー
解説 柏野牧夫(聴覚認知科学者)
訳者あとがき
参考文献
人名索引/事項索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

3
音楽が好きで科学も好き―この二つを結びつけたい 音楽とは―ピッチから音色まで 足で拍子をとる―リズム、音の大きさ、ハーモニーを聞き分け 幕の向こうで―音楽とマインドマシン 期待―リストとリュダクリスの音楽に期待するもの 名前を知っているなら、電話番号は自分で調べて―音楽をどうカテゴリー化するのか デザートが済んでも、クリックはまだ四つ先の席にいた―音楽、感情、そして爬虫類脳 何が音楽家を育てるか―専門技術を分析する 私のお気に入り―好きな音楽を好きになる理由 音楽を生み出す本能―進化のナンバーワン・ヒット2021/04/01

鴨長石

2
今まで意識したことはなかったが、人間は一つの音楽の様々なバージョンを「同じ音楽」と認識できるというのは確かに興味深い。そして耳は空気の振動という1次元の現象しか捉えられないのに、かくも複雑な音を認識できるのも驚きだ。何より、脳のどのような部分で音楽のどの要素を検出しているかというのがマップで示されており、現在の脳科学はそこまで進んでいるのかと驚愕した。著者と同じく人生の少なくない部分を音楽が占めてきた自分にとっては、「言語」と同等、もしくはそれよりも根源的に「音楽」が存在するという説に心から賛同したい。2021/03/08

林克也

1
面白かった。 この本を読むと、私のような素人は50年近く前に中学に入学して以来聴いてきた音楽の聴き方(音への理解?)が変わる気がする。 あと、この本でいろいろな音楽家・演奏者が取り上げられているが、ダニエル・J・レヴィティン氏はなかでもフリートウッド・マックがとても好きなんだろうな、と思った。 2021/03/07

カネコ

1
2021/02/21

Yoshi

0
音楽と脳の関係を書いた著書だとオリバー・サックスの著作等が有名だがこちらの音楽好きな脳も負けず劣らず認知から進化論の話がちりばめられ楽しめた。 ジョニ・ミッチェルとジャコ・パストリアスの話や赤ちゃんの音楽認知の話と共感覚の話、フォノジェニックと呼ばれるなんとなくよい音とされるものの存在や言語と音楽の関係等興味深かった。2021/03/05

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