トヨタ「家元組織」革命――世界が学ぶ永続企業の「思想・技・所作」

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トヨタ「家元組織」革命――世界が学ぶ永続企業の「思想・技・所作」

  • 著者名:阿部修平
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • プレジデント社(書籍)(2022/06発売)
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  • ISBN:9784833441308

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内容説明

【内容紹介】
逆風でも最高益。「トヨタ一強の秘密」は、日本の伝統的組織づくりにあった!
世界一の自動車会社であるトヨタ自動車の社長、豊田章男の経営とリーダーシップについて検証を試みた一冊。

伝説の投資家として知られる阿部修平 スパークス・グループ社長とアナリストチームが、豊田章男社長をはじめ取締役や技術者たちまでを2年の歳月をかけて密着取材。生産台数も販売台数も減っているなか、最高益を出せた理由は豊田章男社長が築いた組織づくりとその進化にあった。組織づくりの核となる、現代人が忘れた日本独自の「思想・技・所作」。そして、一人ひとりの個人が成長する「家元」組織とは何か?
<日本独自の歴史を持ちながら現代の大企業では例を見ない家元組織>――本書では、知られざるリーダーシップと永続的な組織づくりを初めて解き明かす。

【著者紹介】
[著]阿部 修平(あべ・しゅうへい)
スパークス・グループ株式会社 代表取締役社長、グループCEO。スパークス・アセット・マネジメント株式会社 代表取締役社長、CEO。
1954年北海道札幌市生まれ。1978年上智大学経済学部卒業。1980年にバブソンカレッジでMBA取得。帰国後、株式会社野村総合研究所入社。企業調査アナリストとして日本株の個別企業調査業務に従事。その後、1982年4月にノムラ・セキュリティーズ・インターナショナル(ニューヨーク)に出向し、米国機関投資家向けの日本株のセールス業務に従事。1985年、アベ・キャピタル・リサーチを設立(ニューヨーク)。クウォンタムファンド等欧米資金による日本株の投資運用・助言業務を行うとともに、欧米の個人資産家の資産運用を行う。1989年に帰国後、スパークス投資顧問(現スパークス・グループ株式会社)を設立、代表取締役社長に就任(現任)。2005年ハーバード大学ビジネススクールでAMP修了。2011年に政府のエネルギー・環境会議コスト等検証委員会委員、2012年に需給検証委員会委員に就任。2012年に株式会社国際協力銀行(JBIC)リスク・アドバイザリー委員会委員に就任。著書に『株しかない』(幻冬舎)『暴落を買え!』(ビジネス社)、『株式投資の王道 プロの目利きに学ぶ「良い会社」の見分け方』(日経BP 共著、小宮 一慶)などがある。

【目次抜粋】
第一部?知られざるトヨタの変貌
第二部?仕事には「思想、技、所作」がある
 第一章 改革の思考法と実践法
 第二章 なぜ危機の芽は見えなくなるのか
 第三章 トヨタの源流を再発見する旅
第三部?家元経営への道
 第四章 危機の時の所作
 第五章 家元革命――象の鼻と足だけを見て、象を語るなかれ
 第六章「家元組織」への改革
第四部?未来をつくる発想と行動

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まる@珈琲読書

10
★★★★☆ ■著者は、トヨタ自動車の豊田章男社長の友人。ゴリゴリのトヨタ礼讃本だろうと期待せず読み始めましたが、投資会社の社長らしくデータや経営の観点からの分析もあり、一気に読めました。いわゆるジャーナリストやノンフィクション作家が書くトヨタ本とは違った形で豊田章男社長就任以来の13年間を振り返ることができます。何より豊田章男本人とプライベートで直接会話していることもあり、人間としての豊田章男の姿勢も垣間見ることができます。今のトヨタ自動車の経営背景を知ることができる貴重な一冊だと思います。2022/09/23

たー

7
褒めすぎ感がなくはないけど、コンサルらしくファクトベースの分析が多いことと、社長の個人的友人ということで、立ち入ったエピソードなどあり、一読の価値はあるかと。2022/11/27

anaggma

6
いつか功罪整理されるのかな。ジャック・ウェルチもGE本では衰退の一員を作った的に言われてるし。TPSにせよ何にせよあらゆる組織や現場は出来た瞬間から劣化が始まるため、鮮度やその場の感覚を重視しているというのは一貫している。投資銀行からの中途入社のはずだが、生産調査室が原点との描かれ方は少し意外。2022/08/07

kumazusa

3
トヨタの昔からの思想が何で、今の社長がどういう意図でどのように実践しているかが書かれたような本だった。報徳仕法を知らなかったので、創業当時の思想としてこれがありそう、というのが一番勉強になった。日本に経済的に余裕が無くなってきて、国も2000万年金が足りないだとかいうので、現役世代から報徳仕法の気持ちが失われてきてしまっている気がするが、日本を立て直すのに有効な思想かもしれないな、とも思った。2022/09/18

鈴木 栄一

3
豊田章男さんのやる事にはいつも物語がある。それは物語を紡ぐように未来を創りながら、その意思を示しながら進んでいらっしゃるからだと私は感じるのですが、この本にはその奥に伏流する大きなナラティブが描かれている。本当に面白い。描き出して下さった著者と、そのチームの努力に心から敬意を表します。すごく考えながら読ませてもらい、よい刺激をいただきました。 組織運営に人間性や創造性を織り込もうとする時、家元や名取といった日本的なやり方って改めて有効だなと感じました。2022/08/21

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