内容説明
中村橋之助と、その息子3人の4人が同時襲名する中村家。その歌舞伎役者一家と成駒屋を妻として支えてきたのは、今も芸能界で活躍中の著者、三田寛子だ。「梨園の妻」といえば苦労人のイメージが強い。自らは一線を引いて家のために尽くす女性がほとんどである。そんな中、芸能人として休まず活躍を続けながら、母として、妻として走り続けられた原動力、秘訣は何か? 50歳を迎え、結婚25周年、4人同時襲名という節目の年に、半生を語った
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
44
親子四人の同時襲名よりも、夫の浮気謝罪会見で名を挙げた感のある三田さん。彼女の芯の強さと人間的魅力は、芸能界デビュー前の京都時代にルーツがある。厳しくしつけられた京都時代の話が興味深かった。京女から語られる京都という土地柄と物の考え方は説得力がある。出版直前の例の”お騒がせ”の一件についても、”品”のある書き方で、器の大きい人だな~と感心した。2017/03/01
みんと
16
アイドル歌手だった頃も多忙で大変だったと思うが、成駒屋に嫁ぎ厳しいお叱りにも感謝しつつ多くのことを学んでこられた25年間は語り尽くせぬくらいの苦労の連続だったのではないだろうか。 365日全く休みもなく夫と三人の息子達を支えて頑張ってこられた三田寛子さんには心からの拍手を贈りたいと思う。 読み終えて背筋がピンと伸びたような気持ちになった。2017/06/17
定年(還暦)の雨巫女。
14
《私-図書館》この本を出版したあとに、旦那さんの浮気発覚。あの対応ができたのは、読んで納得。益々頑張ってほしい。と思いました。2017/09/08
プクプク
14
図書館で見つけた。頼りなさそうな彼女だと思っていたけれど、すごいな〜。多くの努力と自分磨きをして、伝統を守って、歌舞伎の世界をしっかりと支えている。さらっとよめるけれど、彼女の魅力が見えた一冊だった。2017/01/29
のんの
6
一見おっとりした印象の三田さんですが、すごい行動力とエネルギーを備えた方です。これからも応援していきたいです。2017/02/03




