竹書房怪談文庫<br> 「弔」怖い話

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竹書房怪談文庫
「弔」怖い話

  • 著者名:加藤一【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 竹書房(2022/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801931138

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内容説明

「私らは憑かれてます。山神様と龍神様に」

人の霊は弔い、成仏させればいい。
ならば神は――?

弔えない恐怖。
神に纏わる実話怪談

「超」怖い話四代目編著者が長年追いかけてきた神に纏わる実話怪談。
幼い頃に山神と出会い憑かれた少女は、長じて京都の龍神の元へ導かれる。
龍神は彼女の前世に繋がるある人物を探しており、そのために彼女を呼び寄せたのだが…「おいちとおえんの物語」
鬼の洗濯板と呼ばれる名勝近くの祠にお詣りした夜、宿の鏡の中で恐ろしい現象が…「修学旅行」
四国八十八箇所巡りの六十五番札所付近の山道で起きる怪異…「札所ドライブ」
新居探しで訪れた二つの物件。片方には腕を引く男の霊が、もう片方には土地神様がいたのだが…「内見の旅」
他、弔うことも祓うこともできない戦慄奇談!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

25
後半のドキュメンタリー?興味深い。神に魅入られた人同士は繋がっていくのね。私は霊を視たいのに視えないタイプだからなぁ。気配とか空気が変とかそう言うのは体験したけどね。2022/09/17

qoop

7
神と縁のある霊能力者に関する怪異譚というと、「ほん怖」系など(旧)朝日ソノラマの出版物が思い浮かぶ。竹書房では珍しい印象だが、手垢の付いた既存の説明原理を捨てて現象面をクローズアップする平成中期までの実話怪談からの揺り返しが目立つ昨今、神と霊能という、ある種のオチを事前に予見させる話をどう提示するのか。想像を越えていく実話ならではの驚きを、著者自身が戸惑いの中で伝える本作は、多くの実話怪談集で感じられる以上にドキュメンタリータッチの読み応えだった。2022/06/03

misui

4
「神様が絡んでくる話」ということで構えながら読みましたが概ね楽しかったです。が、やはり後半の大ネタはスピリチュアルすぎて受け付けず。「窃視」「車中同床」「内見の旅」は良かったな。「窃視」は移転作業中のデパートの階段室で行為していたのを幽霊に覗かれるという話で、都市の隙間に発生した異界のシチュエーションがとても良きでした。2023/06/16

あき

3
因縁だの霊障だのと構えた怪談じゃなくて、聞き捨て系の読みやすい怪談話。後半の神さまの話もいきなりサイキックバトルが始まるわけでもなく、どちらかというと民俗学っぽい切り口で、そういうこともあるんだろうな、と思わせる淡々とした語り口で面白かった。2023/06/07

咲夜 藍音

2
弔えない恐怖ってあるんですね。 『青い』と『内見の旅』が好きです。怖いです。 〆書き読みましたが、例のマリア像の次に出てきた物…気になりますね…ww2022/07/12

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