集英社オレンジ文庫<br> 葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい

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集英社オレンジ文庫
葬儀屋にしまつ民俗異聞 鬼のとむらい

  • 著者名:夕鷺かのう【著】/夏目レモン【イラスト】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 集英社(2022/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784086804479

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内容説明

数年前、孤独のうちに死んだ息子を弔うため、今さらながら疑似結婚式を挙げたい……。通常の葬儀社では扱わないワケあり案件を請け負う特殊葬儀屋・似矢西待のもとに、いわゆる“冥婚”の依頼が舞い込んだ。冥婚とは、死者同士を結婚させる、あるいは死者になんらかの形で伴侶をあてがう風習だった。西待は民俗学マニアの兄・東天の手を借りながら依頼人の希望を叶えようとするのだが、その裏にはもう一つの狙いがあって…。なぜかひと筋縄ではいかない葬儀のトラブルと喪主の謎を、民俗学の知識で解決し死者を弔う。「ワケあり葬儀、承ります!」――葬儀屋兄弟の全国津々浦々陰気紀行&葬送民俗学ミステリー!

目次

黒塚
ミシラズ
鬼のとむらい

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

のりすけ

26
何でも知ってる蘊蓄系の兄、兄にコンプレックスを抱いてる弟。そこに個性の濃い姉弟が絡んできて、楽しく読めました。続編出ないかなーと思ってます。比較的きちんとした民俗ホラーでした。2022/11/10

すがはら

22
葬儀や宗教にまつわる民俗学的なうんちくが面白い。幽霊は知識とか思考力とか段々と薄れて行きそうだけどな。こんなにはっきりと頼りになるなんて凄いです。登場人物では、常に喋りっぱなしで人の事情にズケズケと踏み込んでくる環さんがちょっと苦手。シリーズ化するのでしょうか。2022/06/19

よっち

21
通常の葬儀社では扱わないワケあり案件を請け負う特殊葬儀屋の似矢西待。葬儀屋の弟×民俗学マニアの兄による葬儀屋兄弟の葬送民俗学ミステリ。民俗学に精通した兄・東天の手を借りながら、東北の農村で亡くなった妊婦の弔い、九州の離島で行われる豪華な葬儀、そして関西での冥婚といった特殊葬儀屋に持ち込まれる怪しい案件に何とか応えようとする西待。ワケアリの兄や幼馴染の里見姉弟もなかなか濃いキャラでしたけど、持ち込まれる案件もまたなかなかホラーじみていて、民俗学的にもなかなか興味深い彼らの物語をまた読んでみたいと思いました。2022/06/09

きたさん

20
キャラものだと思っていましたが、割としっかりした民俗学モノだという印象。死に関わる話が中心だからなのか、ホラー寄りの読感もあり。もちろんキャラもの要素もあるので、真面目さを感じつつも読みやすかった。2022/08/03

ミド

8
葬儀民俗学ミステリーだけどホラー風味もあり。兄に関する謎が残っているので続くのかな。キャラがくどくて胸やけがする。特に環はいらない。男キャラだけ十分だよ。民俗学蘊蓄は面白いけど、伝統ある葬儀屋育ちでそんなことも知らないの?と気になる部分もある。2023/04/05

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