地魚の文化誌 魚食をめぐる人の営み

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地魚の文化誌 魚食をめぐる人の営み

  • 著者名:太田雅士【著】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 創元社(2022/05発売)
  • ポイント 25pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784422740348

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内容説明

地元の魚、近海で獲れた魚という意味をもつ「地魚」は、大量流通の規格品にはない魅力と美味を秘めている。本書は、そんな知る人ぞ知る存在の地魚について、漁獲・加工・流通・料理というすべての過程を、地域の商慣習や歴史とともに探究。卸売市場勤務のかたわら、魚食文化と食育の普及活動に精力を注いできた著者が、漁業や市場関係者、料理人のほか、産地と都市をつないできた行商人の聞き書きもまじえ描き出す文化誌。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
ふむ2022/09/04

とりもり

2
いやー、面白かった。以前、高松に住んでいたとき地元の魚屋に様々なお魚を売っていたことや、リヤカーで行商していたおばさんをよく見かけたこと、天ぷらはさつま揚げのようなフライのことを指していたことなど、色々と思い出した。瀬戸内海は本当に豊かな海で、一大消費地である大阪はその恩恵に最も浴していた大都市だろう(反対に、京都は夏場はほとんど鱧しか売ってなかった…)。漁業資源が激減する中、サステナブルな漁業を継続することで、豊かな海を次世代に引き継いで欲しいと願わずにはいられない。魚好きは是非一読を。★★★★★2022/09/21

SADIE

1
図書館で読了。かなり面白かった。 瀬戸内海沿岸出身者や今住んでる人にはおすすめ。 著者が学者ではなく現場の人なので、地魚の特徴や流通についても現場視点で記述されている。表現も平易であり読みやすい。 瀬戸内海沿岸に住んでいたときにもっと地魚について考えておけばよかったと後悔。まあ別の場所に移り住まないと元住んでた地域の文化について実感できないよね。 2022/07/03

三日月和泉

0
日本全国の事例が取り上げられていると思ったが、大阪湾・瀬戸内海周辺の事例が大半を占めていたのは、関西圏に住む読者にとって嬉しい誤算だった。2024/11/28

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