まちの風景をつくる学校

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まちの風景をつくる学校

  • 著者名:森山円香【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 晶文社(2022/05発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794973139

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内容説明

「未来の日本社会はこういう風にして作られていくに違いない。地味で、具体的で、明るい内容」 ──帯文・養老孟司

「創造的過疎」で知られる徳島県神山町で、
まちにあった唯一の農業高校のカリキュラム改革を担った
女性と仲間たちの、6年間の冒険の記録。
いくら移住者が増えても、どれだけ企業を誘致しても、
子どもたちが通える学校が地元になければ、次世代は育たない。
地域の持続的な創生は、地元の教育環境の充実があってこそ。
神山の農業高校(徳島県立城西高校神山校)の挑戦から見えてくる、
地域と教育のこれから。

【目次】
1.「高校」からはじめる

2.地域と高校が育ち合う、4つの試み
教室での学びが社会と結びついていない
試み① 地域をフィールドに学ぶ〈神山創造学〉
試み② 種から景観をつくる〈どんぐりプロジェクト〉
試み③ 学校で培った技術を生かして働く〈孫の手プロジェクト〉
試み④ これからの食・農・環境を考える〈まめのくぼプロジェクト〉
経験のない取り組みを一緒にやってみる

3.試みを可能にする試み
「地域らしさ」の基盤の上で
状況づくり① 学校を超えて先生がつながる〈先生みんなでごはん〉
状況づくり② 学科を再編する
状況づくり③ 地域公社という歯車
コーディネーターという職能

4. 入り口と出口を変える
このまちで過ごす3年間が将来にどうつながるか
暮らしをつくる〈あゆハウス〉
自分を開き、相手を受け容れる新入生合宿
自分の判断軸を育てていくインターンシップ
問いを変えてみる

5.試みから生えてきたもの
「まちづくり」でなく「まちが生えてくる」
パン職人とパン好き教員による公開授業、そして
師匠を訪ねてニューヨークへバーガー修行
惹かれる大人のもとで暮らしてみる
無理のない、力の合わせ方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

51
自分が住む地域のことを考えて、少しずつ取組を始めている。ちょうどいいタイミングで出会えたと思う。人を繋ぎ、小さなことか始める。思いを持っている人は、少なくないと思うので、いかにしてつなげるか。地域にある教育機関も一つのハブになりえる。地元には、幼稚園・保育所・小学校・中学校があり、小規模校で、子どもたちのつながりも長きにわたる。そこに、地元の資源をどう組み合わせて考えるか。2024/02/02

じーも@この度本屋さんとかを開きました

4
想像以上におもしろかった。 実際の例もたくさん出てきて、今まではそういうものは苦手だったけど、スラスラと読めた。 著者の言葉のチョイスも好きだ。2022/10/11

rina

2
島前よりも、派手さを求めずこつこつ堅実に、でも営み全てがエモい2023/01/13

motoryou

2
「まちは、一人ひとりの集合体で、一つ一つの経験の積み重ねが地域社会を形づくります」 ついつい、「学校」とか「地域」「社会」とか、大きな言葉で括ってしまいがち。その内実は、一人一人のお互いの関係性だったり、それがつくる場であったりする。 そのことを忘れずに、意識に留めて、大きな言葉も使う。 そんなことを考えました。 半径10メートルをそれぞれが豊かにする、ということ。あ、「豊か」とか大きな言葉を使ってしまったけれど。2022/12/15

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