内容説明
日本人が好きな音楽家上位にランク・インするショパン。その美しいピアノ曲は、クラシックの枠を超えて、映画やTVドラマの挿入にも使われ、クラシック音楽は門外漢という人も知らず知らずのうちに聴いているはず。名曲の中から彼の人生が投影されたエポックメイキングとなる曲を厳選し、各曲にまつわるショパン・ストーリーを美しいビジュアルとともにドラマティックに展開。彼の人となり、その波乱に満ちた人生を知ることが、さらに音楽鑑賞を深めてくれます。※電子版にはCDは付属していません。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
59
18曲をCDで聴きながら39年のショパンの人生を辿る、入門の書としてもぴったりな本書。ショパンゆかりの地の写真資料も豊富に収録され、耳だけでなく目も美しさで魅了される。生涯を通してポーランドを愛し、ピアノを愛したショパン。詩情に溢れ幻想的に展開されていく曲への理解を深める一助となる構成も素晴らしく、これから曲の背景をより深く知る為に、ショパンとジョルジュ・サンドの人物像をもっと知りたいと思った。柔らかく銀の鈴が鳴るような澄んだ響きを持ち、(⇒)2023/04/14
hideboo
3
ショパンの作曲家としての生涯を、ゆかりの地と曲を通じて紹介する、代表作の入門書。CDを聞きながら本文を読んだので、1時間あまりショパンの世界に浸ることができました。2012/08/04