内容説明
ツゥーっと横丁曲って、路地の奥へツゥと入って……下駄の向くまま気の向くまま、ひたすら地ベタの感触と人間臭い風景にひかれ、なにやらやって来ましたあの町この町。ああ郷愁の…ムグ…「あの頃」。スケッチブック片手のブラブラ歩き、落着く先はなぜか黄昏時の赤提灯、ふられ酒あり祭り酒あり。江戸っ子絵師・滝田ゆう流「東京百景」。一口ガイド・マップ付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とみやん📖
6
あっという間に読了。 滝田ゆう氏の作品は初めてだが、絵は見たことがあるような気がする。 本作は昭和50年初頭の街歩きエッセー。著者の故郷、玉ノ井で墨東綺譚の話題も出たが、散歩好きの荷風に通じるところを感じる。 大半が馴染みのある場所だが、何せ40年以上前の街の様子ゆえ、現代とは全く別世界なのだと思う。銀一小路なんて、聞いたことも無かった。葛飾の川甚も店じまいしたばかりだが、紹介されているお店も現存しているのは少ない。 滝田氏の絵は人物が特徴的で、何とも言えずほんわかした色気がある。 2023/01/14
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