内容説明
いままでにない新しい判例教材。学習上の最重要判例を易しく丁寧に解説し,学生の理解を徹底サポート! 判決文・決定文を読む際に,どこにどのように着目すべきかを明確に指し示す。事案と判旨だけでは難解な事例も,《読み解きポイント》,《この判決/決定が示したこと》,本文の隣に置いた注や基礎的な事項もおさえた《解説》で着実な理解に導く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
4
このシリーズはこれで全部読んだはず。100~150頁くらいで、判例を理解するために必要な情報が提示され、また判決文の一部と、そこから読み取るべきこと、なぜ重要な判決かが、あまり筆者の主観を交えずに説明されている。民法のなかでも親族・相続は、他のものが典型的には土地や建物の売買でしかも悪人が出てきがちなのに比べて身近なテーマなので、まあ悪人はいないことはないが(離婚の責任を作りながら自分から離婚請求をして認められる有名な判例もある)親しみやすく読めた。シリーズの他の本以上に、早めに読んでも大丈夫そう。2019/08/23