内容説明
一般的に、世の夫たちは、自分や自分の親の老後は、妻に面倒をみてもらうつもりでいる人が多いのではないでしょうか。そんな中で妻が先にがんになってしまったら――。仕事をしながら、慣れない日常の家事や育児、看病が一度に押し寄せてきます。
小社刊『にほんご万華鏡』シリーズの著者 小野寺牧子さんも、大腸がん闘病の末、一昨年亡くなりました。夫である小野寺久氏は、大腸がんの権威であるにもかかわらず妻を大腸がんで喪うことになりましたが、がんが発覚したその日から亡くなるまで、詳細な日記をつけていました。家族として、夫としての闘病記録や心構えだけでなく、専門医としての見地からも、家族ががんになったとき、どうなってしまうのか、どうすればいいのかを治療法の選択肢や緩和ケアなど含め、詳細に綴っています。二人に一人ががんになるという時代、夫婦どちらかががんになるのはまったく不思議なことではありません。がん専門医として、これから患者や患者の家族になる人のためにも、妻の死を無駄にせず、発信したいという切実な思いで綴った1冊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
46
読み終わって、非常に感想を書きづらい。品性を失わない患者、家族であろうとした、そうであった。と誇りを持って(多分)書かれていました。医者としては、そういった患者、家族が理想でしょう。患者家族の立場としては、痛い時には泣きわめき、痛みをとってくれなければ攻め立ててほしい。ワガママな患者でいてほしい。娘さんのクールなところも心残りでした。後悔していなければいいのですが。聖路加病院は我が家の近くですが、癌末期に苦しみ、痛みを取り除いてくれないのであれば、入院したくない。放射線治療もやりたくない。2018/01/22
ねこ
4
大腸癌専門の医師が大腸癌の妻の闘病を支え看取るまでの記録。毎年人間ドックを受けていても癌は簡単に見つからないし、最高の医療にかけても癌はその上を行く癌という病気の恐ろしさ。癌闘病は本人も家族も辛い。癌闘病からの看取りを体験した者として共感する部分が多かった。文中に紹介されていた小説やエッセイ、奥様の著作も読んでみたい。2019/10/01
ラルド
3
外科医の著者が、末期大腸癌の奥さんの闘病日記を整理して、本にしている。外科医の著者ならではの、奥さんの支え方。医者の著者でも分からない、奥さんの支え方。人は死ぬとき、こんなに強くなれるものだろうかと、著者の奥さん、そして周りの人をみて思う。病になっても、光は見失わない。しんどい状況にあっても、相手を思いやる。礼儀を忘れない。素晴らしいことだと思った。病が発覚して、さらに日々の生への執着が強まった様に感じられるのも、皮肉ながら素晴らしいと思った。2019/11/03
mick
2
妻のがん闘病が医師の立場から綴られる。医師の家族の日々の生活も描かれてほっとする場面もあるが、やはり最後にはがんという病の深刻さが心に残る。自らが患っても家族が患っても別種の苦しみが存在することがあらためてわかった。2018/01/17
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