光文社文庫 真田義勇伝～二人の六郎記～

著者名：近衛龍春

光文社（2022/05発売）

• ISBN：9784334772048

内容説明

幼少期に真田信繁（幸村）に命を救われた海野六郎は、その生涯をかけて信繁に仕えることを決意する。忍びの能力を持ち、上田合戦、小田原合戦、関ヶ原の戦い、そして大坂冬・夏ノ陣の「真田丸」と“最後の突撃”まで、朋輩・望月六郎と共に信繁の右腕として戦場を駆け抜ける六郎。“二人の六郎”の目を通して日本一の兵・信繁と真田家の興亡を描く、傑作歴史エンターテインメント！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Ryuji]

★★★☆☆真田信繁の生涯を、海野六郎と望月六郎から描いた小説。近衛さんの本はほとんど外れがないのですが、何か物足りなさが残った。海野六郎と望月六郎の二人がそもそも実在していたのかよく分からない（※個人的に真田十勇士のような架空の話はあまり惹かれない）のと、昨年の大河（＝真田丸）の印象が強くて物足りなさを感じたのかもしれません。但し、考えもしなかった意外な結末は面白かった、これもありだなと思った（架空の話に惹かれないと言ったことと矛盾してしまうのですが・・・・）。

2017/02/07