内容説明
好奇心と観察力が高まれば、散策がもっと楽しくなる。子どもから大人まで使えるネイチャー・ジャーナリング・ガイド。自然の中で、見たり聞いたり拾ったりした事や物を、絵と文章で綴るアメリカ発の自然観察記録──ネイチャー・ジャーナリング。ナチュラリストで芸術家、そして教育者という多彩な顔をもつ著者による、自然と向き合い、つながるための理論から、描き方の具体的な手法まで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
asadaame
1
ソローのウォールデンみたいなのを書くハウツーかと思ったら違った。そっちはネイチャー「ライティング」なのだった。こちらは夏休みの宿題の定番、観察日記や絵日記の大人版といった風情。見たまま、あるがままをノートに写しとることの難しさがうかがえる。『観察力を鍛える 名画鑑賞』?だったかとも似た本だと感じた。2024/10/12
なーり
1
ネイチャー・ジャーナリングの方法、やり方のヒントがぎっしり詰まった、贅沢な本。 前半はどのように自然を観察しどのように記録するのかのヒントが、後半はスケッチの技法についての説明が、豊富な画像とともに提示される。 日本語版ではスケッチの技術的な部分を一部省略したそうだが、絵を描く人は原書を見てみたいと思うのではないだろうか。 自然との向き合い方や、記録をつけることの意義について、大変勉強になりました。2022/11/05