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内容説明
■デフレ、低金利の時代がついに終わる。インフレと金利上昇の時代が到来する。グローバル化のスピードはゆっくりとなり、労働分配率の向上、賃金上昇から格差は縮小に向かう。
■世界経済の大転換をもたらす最大の要因は、高齢化、労働人口の減少による世界的な人口構成の変化とグローバル化の減速だ。
■コロナ感染症世界的流行の衝撃は、本書で描いたトレンドを加速させる。インフレはわれわれが想定していたよりもずっと早くやってきて速度を上げて上昇することになる。
■インフレ率は、政治指導者が許容できる名目金利を大幅に超える水準まで上昇するだろう。金利上昇に伴って国債価格は下落し、非金融部門の企業や政府が抱える過剰債務は債務返済の負担を大きく増大させるだろう。
■それによる敗者は貯蓄者、年金基金、保険会社、それから金融資産を主に現金で持っている人々だ。中央銀行が高いインフレ率に不満を感じ金利を上げようとするならば、中央銀行の独立性を脅かすような政治的怒りに直面するだろう。
■中国が世界的インフレを抑止することはもはやない。中国が世界経済に与える影響はもはや過去のものとは同じではない。
■すでに高齢化が進んでいる日本でなぜ、新しい変化がまだ起こっていないのか。この謎解きも行う。
目次
日本語版序文
第1章 イントロダクション
第2章 中国:歴史的動員の終焉
第3章 人口構成の大逆転と将来の成長に対する影響
第4章 依存、認知症、そしてやってくる介護危機
第5章 インフレの再来
第6章 人口大逆転における(実質)金利の決定
第7章 不平等とポピュリズムの台頭
第8章 フィリップス曲線
第9章 「それはなぜ日本で起こっていないのか?」:修正論者による日本の変容の歴史
第10章 世界的な高齢化を相殺できるのは何か? インドとアフリカ、労働参加、そして自動化
第11章 債務の罠:回避することはできるのか?
第12章 デット・ファイナンスからエクイティ・ファイナンスへの方向転換
第13章 将来の政策課題:高齢化と課税、金融・財政政策の衝突
第14章 主流派の見方に抗して
追記:新型コロナウイルス後に加速してやってくる理想的ではない未来
訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
Yuki2018
人生ゴルディアス
tkokon
takao
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