内容説明
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「常設展」の魅力を豊富な写真で詳説!
都内近郊の美術館・博物館には、魅力的な展示をゆったり鑑賞できる「常設展」が多数あります。
本書は、山下裕二先生、壇蜜さんを案内役として、東京・神奈川にある全16施設の代表的な常設展示品を俯瞰できる構成となっています。
壇蜜さんの素朴な疑問や誠実な感想に、山下先生が答える――二人が各ミュージアムで作品に対峙しながら縦横無尽に交わす言葉を読み進めるうちに、作家や作品の背景についての知識が身につき、作品の見え方が変わることでしょう。
何度も行ける、行くたびに新しい発見がある。そんなミュージアムの魅力あふれる一冊。
※この作品はカラーです。
(底本 2022年5月発行作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
198
壇蜜は、新作をコンスタントに読んでいる作家?です。 紹介されている東京・神奈川の美術館の内、行ったことあるのは2/16でした。壇蜜と美術館に行けたら楽しいでしょうね♡ 岡本太郎記念館に行ってみたい🌞 https://www.shogakukan.co.jp/books/096824022022/06/13
まちゃ
68
壇蜜さんと美術史家の山下裕二さんが訪ねる美術館の常設展。どうしても企画展に目がいきがちですが、ゆっくり常設展を鑑賞するのもいいですね。何故か最も心惹かれたのは日本民藝館、柳宗悦の机と椅子。これで仕事してみた~い。2022/06/19
sofia
38
東京、神奈川の16施設の「常設展」の紹介。壇蜜さんがいることにより写真豊富で内容もわかりやすい。インターメディアテクと神奈川県立歴史博物館は行きたいと思いつつ行っていない。朝倉彫塑館にも行ってみたい。常設はその「館」が何を集めているかよくわかる。ただ、年に数回、展示替えするところが多いので「テレビで見たから」と行っても、展示されていない場合が多い!逆の場合で「いつも同じ」と思っても少しずつ変わっていることも。2024/02/02
なる
38
大盛況でいつも行列となっている企画展の影で閑散としている常設展。ミュージアムにはいつもそんな風景が目に入ってくる。けれど常設展にこそ魅力があるということで、日本美術応援団を結成した美術評論家の山下裕二が新たに団員となった女優の壇蜜を引き連れて東京・神奈川の美術館へと足を運ぶ。もちろん、というか想像通り写真は壇蜜の成分が多め。その辺りは連載していたという『週刊ポスト』の購買層とか狙ってるのかなと勘繰っちゃう。でも割とレアな増上寺宝物展示室とか半蔵門ミュージアムもあって意外にも読み応えがあり油断できない。2023/04/04
シフォン
38
「日本美術応援団」団長の山下裕二先生と団員五号の壇蜜さんが、『週刊ポスト』で連載した「美術館に行こう」を再編集したものとのこと。壇蜜さんが展示物に真似てポーズをとっているところは、クスッとなる(かわいい)。お二人の会話から美術館の特徴や魅力が伝わってくる。日頃、大型企画展を優先してしまい、行こうと思っていて、まだ行けていない、東博の法隆寺宝物館、インターメディアテク、コモンズ(KeMCo)、増上寺宝物展示室、半蔵門ミュージアムは、近いうちに行きたい。特徴ある常設展、ゆっくり楽しみたい。2022/07/09