内容説明
失敗や挫折のすくない人生はもっとも弱い!「知の巨人」が看破する幸福の法則とは――。東大生・京大生に一番読まれたミリオンセラー『思考の整理学』の著者書き下ろし。
●コンプレックスは弱虫をはげまし、力づける先生のようなもの。
●世の中を敵と味方の2つに分けるのは粗雑な考え方である。
●真の不幸は、我慢すべきものがない、すくないことである。これを、教養のある人たちが知らずに一生を終えるのは、ちょっとした悲劇と言える。
●試行錯誤は人間の生き方の基本的ルール。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひらちゃん
68
この方の本は読みやすく、簡潔で分かりやすい。マイナスは悪い事ばかりでなく、苦労や苦難を乗り越えた者の方がプラスに転じるという、いかにもプラスな考え方である。心に残った言葉に「知は災いのもと、不知は命のもと」がある。案外、鈍感に生きた方がよいのだろう。素直になるほどと思えるところが凄い。2020/07/08
シナモン
61
図書館本。幸福をプラス、不幸や災いをマイナスと考えるとプラスマイナスは縄のように交錯してあらわれる。その場合、マイナス先行が良い。禍福というが、福禍とはいわない。新生児のときの苦労は誰もが経験しているが忘れてしまっている。でもちゃんと乗り越えてきたのだ。マイナスのあとにプラスあり。マイナス思考は実はプラス思考に通じる。そして思考は朝に限る。考える人間は朝つくられる。これからも朝散歩しながら思考を巡らそう。2019/08/12
壱萬参仟縁
26
能力のある、しっかりした人間にするには、適当の不自由、不幸、苦労が不可欠である(39頁~)。危ないもの、いやなもの、つらいことなどによって、人間は、それを克服しようという力を発揮し、人間力を身につける(60頁)。問題を解く力より問題をつくる力(210頁~)。2015/10/01
Humbaba
11
マイナスの事象というのは必ずしも悪いばかりではない.悪いものがあるからこそ,それを修正しようと努力する.その姿勢を持てるようになるというのは,マイナスがあってこそのものであるかも知れない.2013/05/16
しゃんしゃん
5
挫折、悲運が早い時期にあればあるほど人間にとっての肥やしになる。傷のあるリンゴが美味い。その傷を早く治そうと他のリンゴ以上に努力し甘く美味くなる。また「美酒は看板を要しない」との言葉を通して実力を蓄える大切さを説く。実力の無い人間ほど自分を売り込むことに腐心する。また真の不幸は我慢すべきものがないこと、少ないことだ 等々と。ユニークだが納得の人生論でした。2016/11/20
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