内容説明
猟区管理官ジョー・ピケットの養女エイプリルが、意識不明の状態で発見された。頭を殴られ、道端に置き去りにされていたのだ。エイプリルはロデオ・カウボーイのダラスと駆け落ちしていたが、彼はかつて少女に暴行した疑惑があり、ジョーは交際に反対していた。だがダラスの両親から、彼は大怪我をして実家に戻っており、無関係だと言われてしまう。ジョーはダラスを疑いながらも、犯人を探しだそうとするが。一方、FBIから釈放された盟友ネイトにも危機が迫っていた。悪辣な人間と大自然の脅威に挑む猟区管理官を描いた、大人気シリーズ最新作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
101
ジョー・ピケット・シリーズも15作目になるらしいが、安定の面白さで今回も楽しませてもらった。冒頭でジョーの養女、エイプリルが瀕死の状態で発見される。彼女は少女暴行にかかわった疑いのあるロデオ・カウボーイ、ダラスと駆け落ちしていた。この事件を縦軸に物語は進行するが、興味深いのはワイオミングを舞台にしたサイドストーリー。ジョーは絶滅の危機にある鳥、キジオライチョウが大量殺戮された事件の犯人も追わなければならなくなる。他にも盟友ネイトがある事件に関わったりして、興味は尽きない。次作の翻訳を楽しみに待ちたい。2022/06/28
タツ フカガワ
58
ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケットが、種の激減が心配されるキジオライチョウの人の手による大量殺害を調べ始めたとき、次女エイプリルが暴行を受けて生死を彷徨っているという知らせを受ける。同じころ、ネイトがショットガンに倒れる。3つの事件が絡み合って進む展開の妙、登場人物の造形のうまさ、そこにピケット家の家族愛を盛り込む構成に読む手が止まらない。いまではお約束になった役所支給の車は今回もズタボロに。最後、ピケット家の不死身の守護神はいいところを持って行くなあ、と大満足の読書でした。2024/10/10
mayumi
40
ジョー・ピケットシリーズ。今作も面白かった!養女エイプリルが何者かに頭を殴られ意識不明の状態に。さらにネイトも襲撃を受け重篤となる。稀少な鳥の惨殺事件もあり、ジョーはまた大忙し。そしてまたもやジョーのピックアップは悲惨な目に…決してジョーのせいではないのだが。今作はリヴの頑張りが光った。あとはやっぱりネイトぉぉ。ラスト、カッコいいなあ。次作も翻訳が決まっていて嬉しい!2022/07/03
stobe1904
35
【ジョー・ピケットシリーズ】新作を楽しみにしているシリーズ。暴行され意識不明の状態で発見された養女のエイプリルと、FBIに釈放された盟友のネイト・ロマノウスキが襲撃され、ジョー・ピケットも事件に巻き込まれるが…。長いシリーズはマンネリ化が懸念されるが、どうやらこのシリーズは例外のようだ。筋書きがシンプルなことに加えて、サブキャラクターが魅力的なこと、そして何よりジョーが毎回対峙する悪役の邪悪さが秀逸。次作も出版されたので、大いに楽しみたい。★★★★★2023/06/21
ばんだねいっぺい
32
ジョー・ピケットシリーズは、一冊、読み終えるごとに、また、読むのが一冊なくなったなとさびしく思える小説だ。来年の新刊の邦訳が待ち遠しい。21作目が絶賛されているようだから、原書をと心は揺れる。2022/06/23
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