内容説明
さっぽろ雪まつり開幕前日に北海道警察本部大通署管内で起こった、自動車窃盗事件、少女の家出、そして発砲事件。無関係に見える事件が、一年で一番賑わう札幌でひとつに収束し激化していく。虐待、不正、外国人労働者――佐伯たち刑事たちの執念は届くか? 警察小説の金字塔&大ベストセラー道警シリーズ、圧巻のタイムリミット・サスペンス!(解説 西上心太)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鍵ちゃん
64
さっぽろ雪まつり開幕前日に北海道警察本部大通署管内で起こった、自動車窃盗事件、少女の家出、そして発砲事件。無関係に見える事件が、一年で一番賑わう札幌で一つに収束し激化していく。虐待、不正、外国人労働者、佐伯たち刑事らの執念が届くか。最初の少女の家出から外国人労働者までどう繋がるか疑問を持ったが、最後はなんとかという感じかな。今回は少し不発かも。まあ、新宮にやっと春になるかも。そして雪は辛そう。2025/05/03
ノンケ女医長
55
とても難しかった。なんと言っても、仔細な「土地」の描写。北海道や道警に対する作者の想いを尊重せねばならないシリーズであると理解しつつも、よほど土地勘がある人じゃないと頭の中で作品世界を体現するのは負担が大きい印象。何度かギブアップしつつも頑張って最後まで読んだ。事件の全体像、悪質性もいろんな意味で縁遠く、ピンと来なかった。急に幕引きになる展開も、うーんという感じ。2025/01/06
nemuro
54
<道警>シリーズ最新刊にして第9弾。タイムリミットサスペンス。久々の一気読み体感。思えば2019年9月、「札幌弘栄堂書店パセオ西店」にて当時最新刊の『真夏の雷管』(第8弾)を買ってしまったことから。購入済みの『笑う警官』に着手(2019年10月15日読了)。第2弾以降も順次買い揃えつつ『真夏の雷管』(2020年4月4日読了)までの半年間、ゆったりと堪能。並行して本家の<刑事マルティン・ベック>シリーズも新訳版(10作中5作まで刊行)にて40数年ぶりの再読。次作『樹林の罠』の連載も佳境らしく更にジッと待つ。2022/06/08
Richard Thornburg
43
感想:★★★ シリーズ第9弾! さっぽろ雪まつり開幕前日に起きた、一見何のつながりもない事件。 おなじみのメンバーが事件解決に奔走するんだけども、流れ的にちょっと強引なところが気になります。 自動車窃盗と発砲事件に関してはそれなりに緊張感もあっていいんだけど、家出少女の件はもっと別のアプローチにしたほうがよかったような気がしました。2025/03/22
たーさん
29
雪まつり前日に起こった車両盗難事件と発砲事件、さらに女子高生の家出事案も加わり道警カルテットが警察官の使命を懸けて事件を追う。道警シリーズはホントにどれを読んでも外れ無し❗初期は道警対現場の刑事といった構図だったのが最近は様々な事件が起こるモジュラー型にシフトして、更に上手く繋がっているというもう何も言うことはありません(笑) 佐伯さんは退職した先輩から警部試験を受けろと発破をかけられる。そりゃあれだけ解決してれば警部になれって言われるわな。メイン4人の私生活も変化があり飽きることなく読めるシリーズです。2023/01/09
-
- 電子書籍
- 髑髏は闇夜に動き出す フィフスシーズン…




