内容説明
普通の人々が営む日々の暮らしを深く知り,驚く.人生と生活の細部に直に触れ,世界の奥行きに畏怖しながら,複数の歴史を「私(たち)」からつかみ出す.繰り返される過ちから目をそらさず,よりよい未来を考えたい.これが民俗学のエッセンスである.「人間にかかわることすべて」に開かれた,野心的な「共同研究」への誘い.
目次
はじめに 「せつなさ」と「しょうもなさ」を解きほぐす
序章 民俗学というガクモンが伝えたいこと
コラム① 「日本的」と「伝統的」
第一章 暮らしのアナトミー
きる【衣】
たべる【食】
すむ【住】
コラム② 「いま・ここ・わたし」から「あるく・みる・きく」へ
第二章 なりわいのストラテジー
はたらく【生産・生業】
はこぶ【交通・運輸】
とりかえる【交換・交易】
コラム③ 目玉をみがく
第三章 つながりのデザイン
つどう1 血縁
つどう2 地縁
つどう3 社縁
コラム④ 聞くことの絶望と愉悦
終 章 私(たち)が資料である 民俗学の目的と方法
コラム⑤ リミナル・エスノグラファーズ
あとがき 「墓穴」としての入門書,あるいは,本書を書いてしまった理由
図版出典一覧



