女系で読み解く天皇の古代史

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女系で読み解く天皇の古代史

  • 著者名:関裕二
  • 価格 ¥999(本体¥909)
  • PHP研究所(2022/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569851921

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内容説明

なぜ女王は6~8世紀に集中しているのか? 古代日本では歴史の転換期に女王が現れた。それは古代人が女性の「産む力」「神とつながる属性」に、期待したからだろう。神と直接つながれる女性は、その力を兄弟や家族に放射できると信じられ、強い影響力を持っていたのだ。また当時の日本では、通い婚が一般的で子の養育は妻の氏族が行なった。皇子たちも妃の氏族で養育されたため、母親の出身氏族が非常に重要視された。天皇はあくまで祭司王であり、実権はヤマト建国に当初から参画した豪族の子孫である物部、尾張、蘇我が握っていたと著者は語る。女系の系譜を読み解くことで見えてくる古代史の新視点とは? ●天皇家の祖は卑弥呼? ●ヤマトには三つの王家が存在した ●推古は蘇我系ではなく、物部系? ●皇極天皇の夫・高向王と長子・漢皇子の正体 ●なぜ持統天皇は即位できたのか ●女系天皇が存在した可能性を徹底検証!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イシカミハサミ

8
女帝を軸に古代史を明かしていく。 女帝と言えばたいていは持統帝のはなしが中心になりがちだけれど、 今回はそれぞれにスポットを当てていく。 異例の重祚という形をとった皇極・斉明帝の説明はとくに分かりやすかった。 推古天皇にどこか希薄な感じがする理由もわかる。 日本的な男女観はどちらが上とかではなく男性には男性の、 女性には女性の役割がある、というイメージなので、 そこにも合致する解釈だった。2022/10/09

fseigojp

7
これを読むと推古天皇の即位が非常に疑わしい アメタリシヒコは蘇我馬子だったかも2024/01/02

百式改(公論サポーター東海)

4
題に惹かれて読み始めたが相変わらず仮定の上に仮定を重ねると言う読み物としては面白いがの域を越えていなかった。 筆者に尊皇心が感じられないので、半分で断念2023/04/15

Masataka Sakai

1
女性の間違いだろ2022/09/24

Junko Yamamoto

1
文字は嘘をつく。藤原史観で貶められた人達の名誉回復をせねば。2022/08/28

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