進化生態学入門 ―数式で見る生物進化―

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進化生態学入門 ―数式で見る生物進化―

  • 著者名:山内淳【著】
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  • 共立出版(2022/05発売)
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  • ISBN:9784320057234

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内容説明

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生物の世界は感動的であると同時に謎に満ちている。その謎に切り込むにはいろいろなアプローチがある。本書はその中でも、「理論生態学」に基づいた進化へのアプローチを紹介している。それは数式を使って生物の性質の解明に取り組んでゆく分野である。生物のことを考えるのになぜ数式なのか、と違和感をもつ読者もおられるかもしれない。ご存知のように物理学の分野では、基本的な理論が数式で表現されることで様々な現象の理解が進展してきた。それは数式が、現象に作用する力学やそのメカニズムを明確にする上で有効なツールであるからにほかならない。それと同様に生物学においても、数式を用いることで基本的な因果関係や過程に作用する力学をより明確に理解することができるのである。
本書では、そうした数式を用いて生物の適応進化に作用する基本メカニズムを解明するアプローチを紹介する。その内容は、現実の生物の進化への言及は必要最低限で、しかも少なくない数式を伴うものとなる。生物の進化を扱うというイメージからは、ギャップを感じる読者もいるかもしれない。しかし、それらの数式は生物の適応を考える上での強力なツールであり、それを駆使することで生物の進化にはたらく一般的な法則性を明らかにすることができるのである。この本を通じて、読者諸氏に適応進化を理解する上での理論の力と有効性をかいま見てもらいたい。そして同時に、進化研究の奥深さを知ってもらうことが本書の目的である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クレモナープ

2
数式で見ると言っても導出は直感的である程度はしょっているし、むしろ式の解釈にじっくりと文章を割いている。動学的最適化まで出てくるにもかかわらずこのアプローチのおかげで数式でつまることはあまりない。特に5章は群淘汰的な現象がミクロな視点の血縁淘汰から導出されることが直感的に書いてあって面白い。一方で飛ばし気味の部分(性淘汰とか)は結構詰まった。2013/02/07

こずえ

1
入門、というタイトルの通りで、へー数理生物学ってこんなもんなんだという概観を知るにはよいかと2018/06/26

常嶺

0
ゲーム理論や適応ダイナミクスの所が興味深く、分かりやすかった。2014/05/01

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