内容説明
スウェーデンに生まれて日本に憧れた少年は、独学で日本語を習得、留学できる日本の高校を飛び込み電話で探し、チャットで知り合った(!)人の家に3か月のホームステイで初来日。庭師として働く中で日本名と国籍も取得。モデル、そして俳優としてもマルチに活躍する「和の心を誰よりも愛する男」の素顔と謎にカラー写真満載で迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
初美マリン
114
自分の(好き)を叶えるためには自分でどんどん道を切り開いていく。日本が好きというのは、上部だけでないと感じられた。和服姿も素晴らしい。2022/09/14
Aya Murakami
89
他館図書館本。 名前をもらうシーン…。ふと昔読んだ石川直樹さんのいま生きているという冒険を思い出しました。相撲のしこ名を親方からもらうというのも初耳。名前には魂がやどるなんて言いますから夫婦別姓の話も含めて相手の名前を粗末に扱ってはいけない。 好きな歴史小説家は村雨退二郎という造園の親方さん。シブイ趣味ですね。なんだか気に入りました。図書館にも数点蔵書されているみたいなので機会があったら読んでみたい。2024/02/12
R
56
人生を冒険になぞらえることがあるが、ここに書かれていることがそれだった。日本の漫画に憧れて、日本に行ってみたいという気持ちに従って、高校時代に独力でホームステイを敢行したり、そのつてでなんとか日本で暮らしていけるようになったり、日本への憧れを具体化する庭師という仕事を見つけたりと、手段と目的が時折錯綜しているようだけど、自力で切り開いていく様がまさに冒険そのものだった。まだまだこれから、どんな人生を歩んでいくのか、俳優も経験しながら、次々チャレンジしていく生き方そのものが魅力的な人だった。2023/03/13
こみっくま🍏10
50
スウェーデン出身。日本の文化や歴史に傾倒、16歳でホームステイし、ひょんなことから庭師を目指す。日本好きが高じてついには帰化。芯の強い自分を持ち、受け身ではなく様々なことに自分から挑戦する意欲に頭が下がる。外国人で庭師、さらにはこのビジュアル・・・はさすがにメディアが放っておかないだろうなあ。アメフト経験を買われNHKの筋肉体操に出演。そこから彼の運命は大きく変わり俳優や園芸番組の出演で多忙に。それでも庭師の仕事が一番自分らしいことをきちんと分かって生活している彼はとてもクレバーだ。これからも応援したい。2022/11/10
shio
38
読友さんのレビューで興味惹かれました!NHK筋肉体操や庭師をされているとは知ってましたが、朝ドラにも出演されてたんですね!今後もNHK大奥の青沼役、大河ドラマで三浦按針役として出られるとのこと、楽しみ🎶日本が好き!という気持ちひとつで日本語を習得し、高校生でホームステイ先も自分で探すなど真っ直ぐな心意気が素敵!庭師となられ、日本の夏の暑さにめげそうになりながらも親方に弟子入りし邁進されたお仕事ぶりを、もっと知りたかったです!スウェーデンの教育制度のお話など、終始興味深く拝読しました😊2023/08/31