内容説明
《コトバを生業とする者たちが積み上げて来た文学的叡智がどれだけ人類に貢献して来たか》40年間の作家生活を経て、改めて「知性」の意味を捉え直した時、新たなる小説作法が誕生する。46箇条の「超絶技巧エチュード」は必見。当代を代表する書き手がプロフェッショナルになる道筋をすべて明かした文芸創作の『五輪書』!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
167
島田 雅彦は、デビュー以来30年以上に渡って読んでいる作家です。博学の著者らしく、アイロニーに富んだ哲学的な小説の指南書『五輪書』でした。但し、これを読んでも小説を書けないと思います(笑) 著者の作品からの引用多めです(手抜き?) https://www.shinchosha.co.jp/book/603882/ 2022/07/07
グラスホッパー
8
独特の文章と内容だった。自分がなぜ存在するのか、この世とあの世の境目とか、これが島田雅彦であるのだ。さまざまな作家と作品の引用も興味をひかれた。技巧エチュードは、やってみたい。2022/07/29
武井 康則
6
現代人として科学にも政治にも様々な本にしても多くの情報を持っている作家だが、小説とはどうやら描写だと思ってるようだ。確かに筋は書き尽くされたと言われて数世紀が経ったろう。もう誰も書かなかった筋書きなどありえない。だからどう表現するかが小説で、描写とか小説作法、小説入門等で視点や文章の修業を言われた時期が長くあったが、まさしくそんな昭和に書かれたようなことを言っている。スタイリッシュな外見から他の作家とは一線を画している作家と思っていたが、案外構造主義、村上春樹以前の作家のようだ。2026/03/12
amanon
6
他の人も述べている通り、自分には小説家の資質が欠けているなと痛感(笑)。ただ、各章末に挙げられているエチュードの幾つかは、小説家になるためというのではなく、自らに課す知的訓練として有効ではないかという気がする。また、二十代のうちに本書を読んでいれば、習作的なものでも書いていたかも…と思わされた。小説創作の手引き書である本書は、書き方の実践集であると同時に、古今東西に渡る過去の文学作品の実例にも必然的に触れるわけで、文学入門的な要素も帯びていると言えるかもしれない。終盤の世相批判には、賛否が分かれるか。2023/01/12
いのふみ
3
前著『小説作法ABC』より、小説作法の射程距離をより遠くへ伸ばすという試み。ただ単に小説を完成させることよりも、いかに人類の知的富に貢献するかといったところに主眼が置かれている。 「これらを提示されてなお小説が書けるか」と厳しく問われているようでもあり、何なら数多の作家志望者を辞めさせる狙いもあるかもしれないと思うほど。2023/06/19
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