内容説明
本書は聖書にそれほど縁のない方に向けた、教養として聖書について解説する書籍です。
本書の目的は、あくまで歴史的文献であり、西洋文明の礎の書となっている書物について学問寄りの知識の提供にあります。
名高い本なので、読んでみたい人は多いのですが、なにせ小型版六法全書のようにのかさばる本のこと、素手で挑もうと思っても、なかなか歯がたたないようです。
やはり簡便なガイドが必要でしょう。
また、聖書それ自体をざっくりどんな本か知っておきたい人もいるはずです。
そういう人にも通読できる本が欲しい。
この二つの目的――聖書を読む際のガイドとなり、あるいは聖書自体を読まなくてもどういう書物なのかが理解できるガイド――を満足させるのが本書になります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スター
29
キリスト教では宗派によって、死後どこへ行くかについて、見解の相違があると初めて知りました。2024/08/30
かふ
21
『カラマーゾフの兄弟』やローマ教皇の「コンクラーベ」のなどキリスト教の知識を求められることが多くなったので読んでみた。聖書については知っている以上のことはなかったのだが、キリスト教の雑学的部分が面白い。アメリカの福音派はベトナム戦争のカウンターカルチャーで保守派が脅威に感じて出てきたとか、近年の話題も多い。また無神論者のほうが神学についてよく知っているというのも頷ける。容易になんでも神に結びつけて考えてはいけないとか、ごもっともな意見かな。宗教的なことには興味はないが霊性を求める人が増えているとか。2025/05/08
鈴
16
聖書を読んでみたいけど読むには分厚すぎて、できればサクッと軽く中身を知りたい、という人向け。入門書。旧約聖書と新約聖書の違いすら知らなかった私にはどれもこれも初めて知ることばかりでとても興味深かった。この「教養として学んでおきたい」シリーズ、ほかにも面白そうなのがたくさんあるので読みたい。2024/06/20
燃え尽きタコ
13
…ちょっと旧約聖書と比べて新約シンプルおもんなさすぎて本文脱落。コレと山上の垂訓部分だけ読んだ。 現代的価値観の上で歴史と絡めて解説してて読みやすかったです。2025/05/19
naka
12
著者は宗教学の研究者ということで、聖書に関しての情報がまとめられています。キリスト教といった一神教の文化圏では、科学技術の進歩が起きやすいという考察がされていてちょっと面白いと思いました。2024/03/22
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