内容説明
男たちの絆、再び――
伝説のスクープ記者が警察に勾留された。
男は取調室から、かつての相棒に全てを託す……十年越しの因果が巡る、白熱の記者ミステリ!
取調室で沈黙を続ける男が告げたのは、たった一言「友を待つ」――。
数々のスクープをすっぱ抜いてきた週刊誌記者瓦間慎也が、不法侵入の疑いで警察の任意同行に応じた。連絡を受けた瓦間の古巣編集部に困惑が広がる。
友とは伝説的コンビの相棒石橋勲を指すのか。十年前、彼らが退職するに至った利益供与事件とは。
言葉を交わさずとも繋がる友情が、ある事件を浮かび上がらせる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スナイデル
13
4.52023/04/02
あつし@
6
これは良かった。(また後で追記)*3日後追記*少し前に「歪んだ波紋」を読んで、報じられた事の真偽を判別する物差しやスキルの大事さを感じていた。本作は週刊誌記者を通した報じる側の矜持と友情の物語。純粋にストーリーを楽しめる。そしてまたそれが粋だ。ラストの記念写真の場面や3人が歩いて終わる場面は名画の様で、抑制の効いたハードボイルドを読み上げた満足感がある。 2022/08/19
oooともろー
5
かつてのエース記者が不法侵入・下着泥棒?その真相は?複雑な展開でこんがらかったが、面白かった。ラストは意外なほど爽やか。2024/12/12
hiyu
4
タイトルからどのように展開していくかと読み進めた。本書で示された記者としての矜持。最近のマスコミは特に酷い印象しか持たないのが本音ではあるが、現実世界でもこういうプライドの示し方が表れてほしいものだ。偉そうで申し訳ないが。2024/05/04
vocal
3
面白くてスラスラ読めた。濃すぎない男の友情がいい2022/07/03
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