内容説明
・有名私立高校社会科教師による目からウロコが落ちる日本史の新常識を具体的に紹介。・これまで正しいとされていた日本史の常識が次々に書き変えられている今、最新研究を踏まえた新常識を解説する。・古代、中世、近世8特に江戸時代)、近代を取り上げる。理解を深めるブックガイドも収録!★具体例:大化の改新をめぐる新見解。鑑真の眼は見えていた。源頼朝は鎌倉幕府を開いていない。尼将軍北条政子はいなかった。武士が農民を殺すとお家取りつぶし。綱吉は犬好きではなかった。黒船は鎖国以前から来ていた。長州藩は新政府に遅れて参加した。急激な近代化はアジアで日本だけではない etc.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
zaku0087
2
歴史は勝者が書き残すもので、その時の権力に癒着忖度した記述になっている。江戸期に書かれた戦国期の歴史、明治に書かれた江戸政権の記述はまさにその通りだった。そして、戦前の皇国史観も成り上がり明治政府がでっち上げたものらしい。というような目から鱗な捏造された歴史がてんこ盛りに書かれている。高校日本史の教科書を読み直してみたくなった。最近の「戦前日本の見直し」も、この文脈の中で考えると、自分達に都合の良い歴史解釈をしたいのだな。戦争に負けて勝ち組の言い分が正史になったのを書き換えたいということか。良書。2022/09/08
Yoshihiro Yamamoto
1
A- 著者の本は3冊目。「参勤交代を幕府は華美にならないように抑制していた」「鑑真は日本に来てから失明した」「戦国大名の話には『江戸フィルター』がかかっている」など、若い頃に教わったことが、今ではまるで反対になっていることに驚く。いちおう裏をとるえれど、なかには「外国との不平等条約は、明治になってからで、幕府がハリスと結んだ条約は、他の先進国と対等な税率(20%)を設定している」不平等になるのは明治政府が北ドイツ連邦と条約を結んでからなど、よくわからなくて裏が取れないもののあった。信じていいのだろうけど。2022/07/08
入江・ろばーと
1
「ロシア南下論は作られたものだ」って言うけど、義和団事件の後も満州に居座ってたし、シベリア鉄道だって作ってたし、当時の日本からしたら間違いなく脅威でしかなかっただろうに……2022/06/07
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