日本がウクライナになる日

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日本がウクライナになる日

  • ISBN:9784484222141

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内容説明

プロパガンダにだまされるな。「プーチン=悪、ゼレンスキー=善」という単純な見方でウクライナ危機の深層は分かりません。外交官・作家としてソ連・ロシア観察50年の実感から書いた、歴史・軍事・地政学に基づくロシア・ウクライナ関係の多角的分析。「ニューズウィーク日本版」編集長・長岡義博氏 推薦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゃれら

26
元ロシア公使が紐解くなぜロシアがウクライナに侵攻したのか、この後どうなっていくのかのわかりやすい解説書。最後に、日本が安全保障をどう確保していくかのリアリティある処方箋が示されている。ウクライナ情勢については、ソ連崩壊後の両国の歩みがポイントを絞って書かれ説得力も十分あってとても良く理解できた。ロシアがウクライナでやっている残虐行為はナチスと同等レベルであり絶対に許されないが、そこへ至る過程でゼレンスキー大統領がやっていたことを示されると、彼をヒーロー視するのは危ないことが理解できる。読みやすくオススメ。2022/05/12

TAKA0726

11
露は軍事予算が横領される国、ミサイルが撃てないのは西側から半導体が入らず補充できない。露企業は競争力が弱く政治をバックにリベートを駆使する商売しかできない。日本にとっての満州がプーチンにとっての東ウクライナ。露は時代遅れの帝国主義、米がしているので自分も侵略。近代化に乗り遅れた経済を立て直さないとウクライナのような問題を何回もおこす。暴力をふるい稼ぎが悪い亭主を嫌って逃げ出した女房を、暴力で連れ戻し無理矢理家事をさせている。宇と露が互角のまま停戦なら宇の中立化、諸外国による保証の「オーストラリアモデル」2022/06/06

雑木林太郎

6
ウクライナのこと、ロシアのことをあまりにも知らな過ぎた。単に攻撃を仕掛けたロシアが悪い、だからウクライナを支援しよう風の報道に流されてはいけないと思った。他の文明国に帝国主義さながらの侵略をしたロシアは非難されるのは致し方ない。しかし正義面してウクライナを助けよう的な風潮は厳に戒めなければ。日本の国益に見合う行動が不可欠だ。マスコミももっと多面的な報道をしてほしい。2022/11/20

Go Extreme

3
戦争で見えたこと―プーチン独裁が引き起こす誤算: 情報収集・評価、シミュレーション、補給「ロジ」能力 SNS SNS世代と老年世代 どうしてこんな戦争に?―ウクライナとは、何があったのか プーチンの決断―なぜウクライナを襲ったのか ロシアは頭じゃわからない―改革不能の経済と社会 戦争で世界はどうなる?―国際関係のバランスが変わる時 日本をウクライナにしないために―これからの日本の安全保障体制: 日米同盟と自主防衛 防衛能力強化≠徴兵制 核武装 核シェアリング 防衛のイロハ学習 政府と個人の間に大人の関係2022/05/29

いたchan

1
ロシアーウクライナ戦争から、日本の今後を考える。自由、民主主義等の美しい言葉に惑わされずに、日米同盟と自主防衛のベストミックス、核武装、防衛の考え方…。いろいろな意見はあるのでしょうが、選択肢としてしっかり考える時代が来た。東アジアの情勢を鑑みれば、対岸の火事とは言っていられない。とても考えさせられる一冊。2023/05/07

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