気候危機がサクッとわかる本

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気候危機がサクッとわかる本

  • ISBN:9784487815722

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内容説明

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世界中で深刻な問題となっている「気候危機」について、㈱ウェザーマップの気象予報士が誰にでもサクッとわかりやすく簡潔に解説した一冊。気候変動・異常気象に関する「いまさら聞けない」基本的なことや、身近なことを中心にしたエントリー本(入門書)。身の回りの身近なことから何ができるのか、気象予報士の方々に未来へのアイデアを紹介してもらい、読者が何かしらのアクションを起こしたくなるものにしたい。

目次

はじめに
INTRODUCTION 「気候危機」がもたらす 地球のあらゆる危機
CHAPTER 1 知っているようで知らない!? 地球の気候システム
01 異常気象が平常気象に!? 気候が危機にさらされている
02 気候はずっと変動し続けている。地球46億年の歴史
03 複雑なバランスで成り立つ気候。崩れると気候危機に?
04 変動するのは普通のこと。問題はそのスピードの速さ
05 人間が手にした便利生活。その代償は気候危機という形にも
06 エリアごとにバラエティ豊かな地球の気候を知る
07 地球のバランスは、空気の移動=風のおかげ
08 気温を保つ役割の身近にあるさまざまな風
09 水の循環が気温を左右!? 氷・水・水蒸気の役割とは?
10 高気圧・低気圧を知れば雨の降るところがわかる!
11 前線って何? 雨の降る場所と降り方
12 そもそも台風ってなにもの?
13 台風は生まれも育ちもポカポカな海の上
14「 大型」と「猛烈」どちらが危険?台風の大きさと勢力でわかること
15 ちゃんと理解できていますか? 台風情報の見方
16 大雨や暴風だけじゃない! 台風がもたらす高潮の被害
17 急な大雨「ゲリラ豪雨」とは?
18 大災害につながりやすい「線状降水帯」
19 超巨大な積乱雲、スーパーセルの正体とは!?
20 ひょうや雷も積乱雲のしわざです!
21 積乱雲に伴い発生する激しい渦巻き・竜巻とは?
22 地域を特徴づける地形と天気の関係
Column 1 雲と地球温暖化
CHAPTER 2 あの頃とは違う… 変わっていく地球
23 日本は「猛烈な雨」が年々増えている
24 台風や線状降水帯がもたらした甚大な気象災害
25 日本海側に雪はなぜ降る? 日本の寒波の原因と備え
26 台風が巨大化しているのは海面の水温が上がっているから
27 竜巻やつむじ風が日本でも増えている?
28 世界中で起きている豪雨・干ばつの実態
29 アメリカの地下水がヤバイくらい枯渇している
30 中国は深刻な水不足問題が山積
31 気候危機によるさまざまな影響
Column 2 変わりゆく日本の四季
Column 3 なぜ日本には四季があるのか?
CHAPTER 3 気候危機の主因である地球温暖化の実態
32 今、地球で最大の問題は何? その原因は?
33 人間活動が原因で地球は温暖化した?
34 地球全体の気温上昇と、大気中のCO2の変化
35 地球温暖化がもたらす世界の被害現状
36 温暖化と大雨にはどんな関係性があるのか
37 異常な高温・降りすぎる雨と降らない雨
38 1000年に一度のカナダの熱波は何が原因で起こったのか
39 北極の海氷は、毎年北海道ひとつ分が消えていっている
CHAPTER 4温暖化がもっと進むと…地球の未来を予測
40 地球の気温はどこまで上がる?
41 海面1mの上昇で、都市部の海沿い地域は水没!?
42 25℃以上の夏日が一年の半分以上に。春と秋は…?
43 日本の猛暑とヒートアイランド現象。熱中症で死者が増える?
44 水循環のバランスが崩れ、水不足はより深刻に…
45 日本は都市型水害の対策がますます重要になる
46 日本は将来的に寒さ和らぎ、ドカ雪増える?
Column 4 気候変動で変わる農作物の産地
CHAPTER 5 日々のアクションが大事!未来を変えるには
47 地球上で生活する世界中の人々がすべきこと
48 世界が目指す「カーボンニュートラル」とは
49 豊かな自然が吸収してくれる緑と青2つのカーボン
50 CO2を排出しない「再生可能エネルギー」とは?
51「すぐに始められて、長く続けられる」私たちにできる10の具体策
52 旬の地元食材を食卓に!ロスなきフードライフへ。野菜には第二の人生も?
53 デザインの力で変える防災。ユニバーサルデザインを
54 危険を認識し“想像できる力”“自ら命を守る力”をつける!
55 日々の運転でCO2 削減。“生活の足”だからこそ私たちができること
56 ファッションはより地球に(家計にも!)優しいものに
57 毎日見上げて空と仲良く。小学校で天気の授業を!
58 人と人をつなげるコミュニティ通貨「まちのコイン」の可能性は無限大?
59 地域とサポーターと共に歩んでいく、スポーツ界が目指すサステナブルな未来
Column 5 ゼロカーボンを目指して
Column 6 SDGS 世界の国々の取り組みと日本の目標
CHAPTER 6 すぐには変わらないから…「今」を生きるために
60 進化する天気予報、根幹はスパコンの数値予報
61 天気予報の限界、予測が難しいゲリラ雷雨の発生
62 スマホを活用して、ゲリラ雷雨から身を守る
63 実際に空を見て、天気急変のサインを察知する
64 今からできる台風や大雨への備え
65 天気予報を正しく知る。「未明」は何時のこと?
66 増え続ける防災情報と警戒レベルの登場
67 猛暑から身を守る、熱中症に要注意な時期を知る
気候危機をよく知るためのキーワード サクッとわかる用語集
参考文献・参考資料・参考ホームページ
あとがきにかえて 対談:森 朗×森田正光
執筆者プロフィール

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

82
本書にも書かれていたけど異常気象が平常気象にかわりつつあること。自分の記憶や感覚でも、30年前、20年前、10年前と比較すると20年くらい前から暑さの質が変わってきたように思う。30年前はエアコンがうちになかったし20年前は扇風機とエアコンの両用で過ごせたがここ数年は一日エアコンをつけっぱなし。暑さは金に変えられない。地球の長い歴史の中で温暖期というのもあるらしい。CO2がどうあだこうだ。しかし今更環境にやさしいなんて言ってる場合じゃない・自然猛威から身を守る術を考えたほうが良さそうだ。図書館本2023/08/03

Takanori Murai

17
地球温暖化が語られて長くなり関心が薄れてしまったこの頃、勉強するいい機会かもしれない。気になっていたのは、これだけ温暖化が叫ばれている中何年に1度とかいう寒波がやってきて大雪をもたらすメカニズム。偏西風の蛇行が要因なのか。気象に関するいい入門書を手に入れました。天気予報でおなじみのウェザーマップの皆さんの共著。2022/04/24

よみよし

3
子ども向けだと思うけど基礎的なことがわかりやすく書かれていて、知識の乏しい大人にとっても良書。とんでもない量の雪が降って、6月に30度を超えるようになった北海道。もっと色々読みたくなった。2022/07/18

COPEN

3
気候危機がCO2増加、地球温暖化いうファクトだけでないことがよくわかる本だった。異常気象のメカニズムがわかる、たくさんの人に読んでもらいたい。2022/06/07

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