内容説明
元ウクライナ大使の馬渕睦夫さんが、ロシア革命、第二次世界大戦、太平洋戦争(大東亜戦争)から21世紀初頭の最新の現代史、そして2022年2月に勃発したウクライナ紛争にいたるまでの「戦争と革命の深い闇と謎」を徹底解明。
(主な内容)
・プーチンは「ディープステートの罠」に、はまったわけではない
・善悪二元論・勧善懲悪でプーチンを裁くのは幼稚
・ウクライナ紛争と太平洋戦争(大東亜戦争)はなぜ起こったのか?
・アメリカはなぜ日本に戦争を仕掛けたのか?
・ロシアと戦前日本を窮地に追い込み、そして「悪者」にした米国の社会主義者や、ネオコン・ディープステートこそ戦争仕掛け人ではないのか?
(著者からのメッセージ)→本書では、今回のロシアのウクライナ侵攻の背景を理解するため、紛争の背後にいた勢力について歴史的視点から詳細に論じました。実はその同じ勢力が日本を挑発して1941年の真珠湾攻撃に至らしめたのです。
今、プーチン大統領は世界の悪者にされていますが、かつてわが国も世界に害毒をもたらす国として「隔離されなければならない」とルーズベルト大統領から難詰されたことは、記憶に新しいところです。彼らの戦術は同じパターンです……
※本書は2015年にKKベストセラーズから刊行された『アメリカの社会主義者が日米戦争を仕組んだ』を改題し、大幅な加筆をしたものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すしな
20
053-22.いろいろと議論の余地がある内容かと思いますが、SFとして読むには一貫性があって興味深い内容でした。著者も言ってましたけど、今後この内容を検証する研究など出てきてほしいなと思いました。たしかに日中戦争のときには、日本も西側メディアに偏向報道されてましたし、アメリカは中国に武器や義勇軍を提供して戦況を混乱させたり、共通点が多いですね。何より、当時日本が満州で反共の防波堤の役割をしていたのに、あえてソ連や中共(国民党ではなく)の台頭を許したところも謎だったのですが、その辺の考察も書かれていました。2022/05/23
ほんメモ(S.U.)
6
ウクライナ戦争が始まった頃に読み始めたので、読み終えるのに半年以上かかったと思います…。この本、ウクライナ戦争はフックにしているだけで、大半の話題は日中戦争、第二次世界大戦だったため、私が今読みたい本ではなかったというのが、読むのに時間がかかった理由です。アメリカを操っているのはどういった勢力なのか、著者の意見がハッキリと書かれていて、それはそれで興味深かったです。グローバリズムとナショナリズムの両立ができているのはユダヤ人のみとのことですが、中国も経済的には実現させつつあるのではないかな、と思いました。2022/10/18
Honey
6
いつも通り、★5つです。 ウクライナ支援金は、実際どこへ行く? 世の皆さん、自分が実は全然分ってもいないことにはより慎重に。2022/05/25
れんと
2
歴史というのは、色々な解釈があるとは思う。馬渕睦夫さんの解釈に、100%腹落ちしたわけではないが、やはり大きくはそうなんだろう、と納得せざるを得ない所はある。日本が何故米国と戦争したのか、戦後の戦争放棄・憲法9条、世界中どこにも存在しない自衛隊と言う中途半端な軍事力、こういった事への疑問が、教科書は答えてくれていない。そんな中で、御上のいった事は何でも信じ、自分で考える能力を失った日本人は見事に洗脳されてしまったのだろうか。真実を正しく理解し、日本のあるべき姿と方向性を考えないと、衰退が止まらないと思う。2022/05/15
Yoshika Komatsu
1
■図書館本 ■国際金融機関の欺瞞を暴露した近現代史書籍。 ■専門書には、食指が動かない人でも、これぐらいの頁数で簡易に纏ってたら、読んでもらいやすいかも。 ■パリ不戦条約の起案者の1人である米国ケロッグ国務長官は、「通商禁止などの経済封鎖や経済制裁も侵略に含まれる」と明言している。 条約には「自衛戦争か否かの判断は当時国がする」とされている。 ■大手新聞社や学者が、日本叩きに「パリ不戦条約は自衛以外の戦争を禁止した」と述べているのは、意図的な『洗脳』! ■左翼の論破に使える文言が多いのがgood‼️2023/03/09
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