文春e-book<br> 独裁者プーチンはなぜ暴挙に走ったか 徹底解説:ウクライナ戦争の深層

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文春e-book
独裁者プーチンはなぜ暴挙に走ったか 徹底解説:ウクライナ戦争の深層

  • 著者名:池上彰【著】
  • 価格 ¥1,400(本体¥1,273)
  • 文藝春秋(2022/04発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163915487

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内容説明

”独裁者の取り巻きは、独裁者に忖度して、重要な情報を伝えなくなる。
これは、決して他人事ではありません。
日本の政界でも企業の世界でもあることです。” ――「はじめに」より

本書は、これまで「週刊文春」に連載してきたコラムの中からロシアやウクライナ、中国について取り上げてきた2014年から2022年までのものを再編、加筆修正したものです。今回の事態に至るまで、ロシアに何が起きていたのか。急成長した大国・中国で誕生した”独裁者”とは。激動する世界情勢の中で、日本は、私たちは、これからどうすればいいのか。それを考える一助となる一冊です。

目次

はじめに

I 世界を驚かせたプーチンの暴挙 2022
・ウクライナはどんな国?
・解決のカギは「ミンスク合意」
・ウクライナをめぐる情報戦
・ロシアが承認する「国家」とは
・ロシアを金融封鎖する制裁
・「ナチス」はどちらか?
・ウクライナ軍、善戦の理由
・プーチンを宗教から分析する


II すべてはクリミア併合から始まった 2014~2021
・ウクライナはどんな国?
・戦争の火種クリミア半島
・クリミア半島はいま(前編)
・クリミア半島はいま(後編)
・「おそロシア」になってしまった
・広告収入を断つという発想
・対「イスラム国」にロシアも参戦?
・「ロシアのエージェント」トランプ大統領?
・ロシアとの秘密交渉は誰の意思?
・ロシア軍の軍事演習が怪しい
・スウェーデン、戦争に備え徴兵制
・ロシア、またも元スパイ襲撃?
・トランプ、ロシアに猶予与え攻撃
・北方領土は二島返還?
・再び核開発競争へ
・究極の恐怖のミサイル爆発事故
・プーチン大統領、「院政」狙いか
・ロシア、またも毒物で襲撃事件
・「毒物はパンツに仕込んだ」
・「猫に鈴をつける」民間調査組織
・ベラルーシ、難民を武器にした
・ロシア軍、ウクライナ侵攻?

III 独裁者・習近平にどう対峙すべきか 2016~2021
・香港で中国当局が「拉致」か
・香港の富豪が大陸へ拉致?
・共産党のトップはなぜ「総書記」
・中国、再び個人崇拝へ
・いま「独裁者誕生」を目撃する
・そもそも香港とは
・火事場泥棒的に香港の自主性剥奪
・中国共産党の一〇〇年
・二つの「辛亥年」―中国の反撃 

あとがきにかえて――もっと詳しく知りたい人のためのブックガイド

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

78
さすが池上さんの解説は分かりやすく頭にすっと入りました。「週刊文春」に掲載したコラムの中からロシアやウクライナ、中国などについて取り上げてきたものを再編、加筆修正した一冊。3/4がロシア・ウクライナやプーチンの話、1/4が中国共産党や習近平の話。コラムをつなぎ合わせているので多少説明がダブりますがご愛敬。もっと知りたい人のために関連書籍の紹介あり。旧ソ連軍が開発した神経ガス「ノビチョク」を使った毒殺未遂事件の紹介を読んで「独裁者こわっ」と感じました。「これがロシアのやり方か~」2022/10/01

かおりん

29
プーチンによるウクライナ侵略、すべてはクリミア併合から始まった、独裁者習近平にどう対峙すべきかの3章。ウクライナは侵攻がなければ知らなかった国。ウクライナの悲劇や飢餓輸出、心が痛い。隣国が近いと悲劇も生まれやすい。日本も今後危機感をさらにもたなければならないと思った。2022/07/17

mintia

25
本書は、週刊文春に連載してるコラムで内容の重複が多い。ただ池上彰先生の解説は分かりやすく、ウクライナ戦争について学ぶことができた。2023/01/10

ちゃま坊

22
ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、わずか2ヶ月で書いて出版した本。すごいなこのスピードはと思っていたが、実は過去に週刊誌に書いたものを集めてさらに書き足したもの。この戦争の歴史的背景をわかりやすく解説している。タイトルの通り内容は反「プーチン」がほとんどだが反「トランプ」と反「習近平」にも触れる。独裁者の長期政権というものは、周囲の誰もが忖度してNoと言えなくなる。そして必ず腐敗すると主張する。2022/12/04

22
文春のコラムを再構成し、ロシアのみならず北朝鮮やトルコ、中国にも触れながらウクライナ侵攻の背景について記した本。内容が重複してる部分があるけど、わかりやすい。そして池上さんの本なのに、もっと深堀りしたい方のための参考文献がある。池上さんの本で参考文献初めて見ました。だいたい読んだことあるやつだったけど…。総書記の起源はスターリンだったんだなあ。独裁者の名誉称号としてはぴったりだったのか。2022/08/20

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