銀河一族

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銀河一族

  • 著者名:小佐野弾
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 短歌研究社(2022/04発売)
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  • ISBN:9784862726933

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内容説明

授かったのは、
華麗で複雑な生い立ちではない。 それを歌う力だ。
――俵万智(歌人)


政商と呼ばれた
一族に生まれた
葛藤と苦悩をうたう。
長歌を含む340首をおさめた
第二歌集!

最新刊『僕は失くした恋しか歌えない』(新潮社)同時刊行!


【歌集より】

金色の渦のさなかに暮らしをり 小佐野家、または銀河一族

ロッキード・佐川急便・リクルート 星のごとくにめぐりゆきしも

けんと君が好きと言へない春が来てちひさき窓に降る小糠雨

むらさきの性の芽生えはひつそりと僕から夏を奪つてゆきぬ

永遠に終はらない冬「俺たちはさういふ国で生きて来たのさ」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

碧緑(あおみどり)旧だいだい

14
ロッキード事件の「小佐野賢治」は大叔父、という「銀河一族」に生まれ育った青年(から中年へ)が短歌でつづった一族のストーリーと、自身の半生。「下から慶應」の恵まれた少年時代ながら、両親は別居、離婚、父の再婚を週刊誌で知り、腹違いの弟と父の葬儀で初対面。自身はオープンリーゲイで台湾で事業を経営。ユニークな体験をもとに赤裸々に詠まれている短歌の数々は、人によって好き嫌いはあるだろうが、私は異世界の疑似体験をしているように面白く読んだ。歴史的仮名遣いを使った格調のあるスタイルが生々しさを中和している。2022/04/30

双海(ふたみ)

7
台湾台北市在住。歌人集団「かばん」所属。1983年 世田谷区生まれ。慶應義塾中等部在学中に作歌を始める。2007年 慶應義塾大学経済学部卒業。大学院進学後に台湾にて起業。2017年 「無垢な日本で」で第60回短歌研究新人賞受賞。詞書の多い歌集。政商と呼ばれた一族に生まれた葛藤と苦悩。「むらさきの性の芽生えはひつそりと僕から夏を奪つてゆきぬ 」2023/09/21

プリン

0
短歌はわからん。

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