内容説明
ロシアのウクライナ侵略は 中東の独裁国家・テロ組織の暴走を加速させる!!
“力による現状変更”を進めるイラン、トルコ、タリバン、「イスラム国」、ハマスらのひしめく中東世界の現実を
読み解き、日本のメディアや“専門家”による従来の解説の誤りや偏向を正し本当の中東の姿を示す!
【目次】
第一章 アフガニスタン報道が隠すタリバンの本性
第二章 「イランは親日」言説が覆い隠すイランの現実
第三章 「トルコは親日」言説が覆い隠すトルコの現実
第四章 なぜイスラム諸国は中国のウイグル人迫害に声を上げないのか
第五章 「パレスチナ=善、イスラエル=悪」の先入観が隠す事実
第六章 中東問題をわかりにくくしてきた七つの原因
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
57
以前、著者の「イスラム教の論理」を読んだが、それと同じぐらい真相をぶちまけた本である。中東各国に対する「専門家」やマスコミ等の見解がいかに偏ったものかがわかる。こうした見解に惑わされて「幻想」を見ている人たちもたくさんいると思われるが、日本の援助が国益に反する結果を出している場合もあるようだ。門外漢の私にはどちらの見解が正しいかはわからないが、いずれ歴史が明らかにしてくれることだろう。いずれにしてもこの地域で法の支配や基本的人権を尊重した国家が成立するとは考えにくい。「妄想」を見直すよいきっかけにしたい。2022/09/09
ダイスケ
57
アフガニスタンの章まで読んで終了とした。日本のメディアを含む権威者批判なのか、「私の方が良く知っている」自慢なのかが私には分からなくなったからだ。 現地で起きている事実が日本で全て報道されないことがダメと言いたいのか、取材で得た知識を全てであるかのように報道することがダメなのか、何を伝えたいのか私は理解できなかった。2022/08/26
クマシカ
22
後半は積読。中東問題にはアレルギーがある。反米・イスラム法統治と親米・世俗主義、2つのグループに分けて考えると分かりやすい。アフガニスタンを支援したくてもタリバンに接収されてしまうというジレンマ。野放しにもできないし、どうすればいいのか。トルコがウクライナ併合を目指すロシアと重なって見える。呑気に旅行で行きたいと思っていたけど。パレスチナ問題はイスラエル建国というプロジェクト自体が無理くりだったと思うし、素直に親イスラエルになるのもどうだろう…。もう一度じっくり読みたい。専門家の偽善叩きはスカッとする2022/07/31
tomo
21
☆☆☆☆☆ 国境を越えイスラエルに侵入、音楽フェスに参加していた200人以上を殺害し、数百人を人質として攫ったハマス(パレスチナのテロ組織)。なのに、むかーしのイスラエルVSパレスチナの対立を持ち出して、そもそもイスラエルも悪いでしょと「どっちもどっち論」を展開するTV・新聞…テロへの反撃に対して“戦争”は、そもそも変じゃない? 女性の人権(生命をも)蹂躙するタリバンを絶賛する高橋和夫に中田考etc…イランもかなりヤバい。最近もヘンなことを言い出す、いわゆる中東問題専門家。恥ずかしい😤2023/11/15
軍縮地球市民shinshin
19
読後の感想としては、圧倒的な情報量。欧米などの報道機関からの圧倒的な引用、といった感じだろうか。日本の「専門家」やマスコミが如何にイスラムのテロリストの肩を持っているのか、視点が偏向しているのかあるいは嘘を吐いているのか、著者は淡々と事実を指摘している。その筆致はいかにも研究者のスタイルで、自身の「お気持ち」「感情」にはまったくふれず、静かに日本の「専門家」やマスコミのおかしさを指摘している姿勢に終始している。結局、日本の「専門家」やマスコミというのは単なる左翼であって、反欧米、反資本主義なのだろう。2022/05/24
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