内容説明
徳川260年の間、江戸の女たちは装うために、チャレンジを続けた。江戸初期の武家婦人の晴れ着は重厚で豪華な衣装。一方、庶民は自分で手作りという時代。やがて、江戸中期になると色彩豊かで優美な世界が町方の富裕層のなかから生まれ出る。そして江戸後期は、「粋」で個性的な時代へと変化する。江戸の女たちの着物、髪形、化粧などを紹介する、服飾カラー大全。見て楽しい、読んで役に立つ。
目次
一【江戸時代】
一 服飾全体・色
二「小袖」と「着物」
二【初期 工芸服の武家婦人と手作り麻衣の庶民】
一 江戸の男服と女服の違い
二 江戸初期 女の着物
三 武家女式服
四 初期 上層女子の生地、色、模様
五 贅沢禁令が出た染織・技巧
六 初期 庶民の着物
七 初期は細帯・ひも帯
三【中期 上層町方の女小袖】
一 上層町方の女小袖 全体
二 上層町方の女小袖の 形、生地、色、模様
三 中期の帯 少し広め半幅帯へ
四 中期の帯結び
五 豪商妻女の衣装くらべ
六 武家と町方女 好みの違い
七 中期 庶民の着物
四【後期 武家女小袖】
一 大奥と武家奥向き
二 夏の上層 「腰巻」衣装と帯
三 大奥 式日の服と常着
四 御殿女中の各衣
五 武家女子の成長儀礼と眉
六 大奥 武家の髪形
五【後期 町方女の着物】
一 後期 町方女の礼装
二 後期 町方女の着物 全体
三 後期 町方女の着物 形・生地・色・模様
四 後期の多彩な女帯
五 中上層の女達 着こなし
六 庶民 外出着・ふだん着
七 遊女
八 子ども
六【化粧と女の髪形】
一 化粧
二 女の髪形 結う前の江戸初期
三 女の髪形 優美な江戸中期
四 女の髪形 好み別多彩な後期
七【補助衣料】
一 女の上着と補助衣料
二 下着と肌着
三 女の装身具
四 被り物
八【四季の装いと成長儀礼】
一 衣替え
二 成長につれ変身する男女
三 冠婚の衣装
あとがき
主な参考文献
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がらくたどん
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KT1123
圓子




