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内容説明
疫禍に加え、国際情勢が激動するなど、私たちはこれまでにないほど、不安な時代に生きている。そうした中で、『孫子』は、以前にもまして意義深いものともいえよう。今から2500年ほど前の「春秋時代」に書かれたこの古典は、世界最古の「兵法書」として有名だ。著したのは、呉の国で将軍(軍事部門トップ)として仕えた孫武。勝つために、いかに状況を冷静に見極めて戦略的思考を巡らすかをまとめたもので、孫武は極力少ないリスクで高いリターンを狙うことを理想とし、そのための手段を選ばなかった。本書は、『孫子』に記された特徴的な言葉を取り上げつつ、実際のビジネスの場に置き換えて読み解いている。「戦わずして勝つ」「風林火山」「防御こそ最大の攻撃になる」「部下には今の状況を尋ねよ」「仕事に『ハーフタイム』を設けよう」など、負けない戦略で勝ちグセをつけるための項目が並ぶ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆいきち
29
いかに戦わずにして勝つか?戦や将軍を、現代ビジネスに置き換えて解説していて、なかなか分かりやすかったです。実践出来るものはしていこうかと思いましたが、置かれている境遇によって実践出来るものとしにくいものがありました。2024/06/04
Yu
1
感情的に動くのではなく、冷静に状況や環境を見極め、分析して動くことが必要。動かないという選択も動くという選択肢の一つである。目の前にある状況をいかに戦略的思考で乗り越えるかのエッセンスが書かれている。2022/04/17
とむ
1
古典から学ぶリーダーとしての在り方。まずは何か一つを実践してみようと思わせてくれる。2022/04/11
まつださん
0
大好きな齋藤孝先生の著書 最近はこういう仕事に関する本をたくさん読んでいます 私の仕事は一般の企業とは違うけれど、違うからこそ、こういう考え方を知っておくべきなのだと思います