内容説明
法科大学院の教授、平手理沙子が都内の運河で水死体となって発見される。平手教授の遺品に
「密告の件、水戸Lへ」と書かれたメモが見つかり、弁護士の水戸裕介に警視庁の刑事が事情を訊きにくる。
水戸は「密告の件」について、心当たりがなかった。
才色兼備で世間から注目を浴びている弁護士の丘野ヒロ子が、水戸がパートナーを務める法律事務所を訪れる。
丘野が扱う交通訴訟の依頼人が弁護士会に懲戒請求し、弁護士会から「業務停止六ヵ月」の処分を宣告されたという。
処分に納得がいかない丘野は、日弁連に異議を申し立てるため水戸への助力を求めてきたのだ。
弁護士業界に潜む苦々しい実態に、水戸は怒りを隠せない。さらにその丘野弁護士が平手教授殺害の容疑で逮捕されてしまう!
ふたりの女性の間に何があったのか? 気鋭の若き弁護士が法曹界の腐敗に切り込む、熱きリーガルサスペンス!
『法廷弁論』を文庫化に際し、改題。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無添
2
法科大学院の教授が運河で水死体となって発見される。教授の遺品に「密告の件、水戸Lへ」と書かれたメモが見つかり、弁護士の水戸裕介に刑事が事情を訊きにくる。2022/06/16
ゆーたろー
1
現職弁護士の書いたリーガルサスペンス。シリーズものではないのかな。旧知の法科大学院の教授、平手理沙子が遺体で発見され、遺品の中から「密告の件、水戸Lへ」というメモが発見されたとのことで、弁護士である水戸のところへ刑事が尋ねてくる。同じ頃、テレビでも活躍中の弁護士、丘野ヒロ子から、依頼人から受けた弁護士会に懲戒請求に対する異議申立てについて助けてほしいとの依頼。さらに、その丘野弁護士が平手教授殺害の容疑で逮捕されてしまう。はたして真相はーという作品。懲戒請求なんて業界人しか書かないポイントかも(^^;)2022/06/21
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