幻冬舎単行本<br> 夜の大人、朝の子ども

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幻冬舎単行本
夜の大人、朝の子ども

  • 著者名:今日マチ子【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 幻冬舎(2022/04発売)
  • 5/5はこどもの日!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344039506

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内容説明

大人でいることにひと息つきたくなったら読んでほしい。
愛しい思い出がくれたのは、未来の希望でした。

朝の純真さを忘れ、切ない夜に自分を
閉じ込めていた女性の成長を描く感動作。

今日マチ子さんの漫画「夜の大人、朝の子ども」の1ページ目は、
土曜日の家族連れは大きな花束みたいだ から始まります。
離婚して、息子の親権を夫に渡し、ひとり暮らしをするゆいにとって、休日に見かける家族の姿はとてもまぶしく見えるからです。うっすらとした不安や焦りを抱える彼女にとって、「無邪気でいられた子どもに戻りたい」という願いは浮かんでは消えますが、夜見る夢の中で叶います。
引っ越してから音信不通だった親友、寂しいときに大切な1冊を教えてくれた図書館司書の先生、意地悪をされてもどこか嫌いになれなかったクラスメイト……。あたたかい子ども時代に、大人になって感じた傷を癒されて過ごしていくうちに、また夢の中で願うのです。「はやく大人になりたい」と。子どもの頃の思い出が、大人のわたしに勇気と自由をくれる全12話の漫画です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみのすけ

24
普段あまり読まない漫画。綿谷りささんの帯を見て手に取った。バツイチ、40代、派遣社員の女性。周りと比べ、何も取り柄がない自分に寂しさ虚しさを感じ、「子どもに戻りたい」と夜な夜な思う。そして、語られる子供時代。確かに子供時代の思い出は尊く美しい。でも、主人公は思い出にただ浸るのではなく、過去から勇気をもらい、今につながる友人、家族とのつながりを見つけて、今を一歩一歩歩んでいく。辛い場面もあるが、未来へ繋ぐ言葉の数々に柔らかく包まれるような作者の優しさを感じた。2022/11/13

ツキノ

23
2022年4月発行。書店で問い合わせて場所を教えてもらい購入。幼い頃の記憶がよみがえり(というか夢に見て)その頃に関わった人との再会。背中を押される。子どもの頃に戻りたいというのは、そのときがしあわせだったからだよね。わたしは不幸だったとまでは思わないが、戻りたいとは思わない。その頃の実家近辺の街並みは見てみたいけど。賑わっていた商店街とか。2022/05/13

ごま麦茶

5
シェア型本屋さんで出会った本。離婚して、息子と離れて暮らすゆい。日々が不安で疲れて子供に戻りたいと思ったり、でも子供の頃は早く大人になりたいと思っていたり。わかるなぁ。大人になると、自由が増え出来ることが増える代わりに、考えて選んでいかないといけないことも増える気がする。考えて考えて不安になるけど、よーく見たら周りのひとたちに支えてもらってる自分に気付ける。前を向こう、進もうと、背中を押してくれるような本でした。私も、進みたい。2024/03/19

門哉 彗遙

5
一人の女性の物語。今日マチ子さんが「世界から必要とされていないなんて、どうでもいい」と思えた時にできた作品のようです。2024/02/03

kana

3
本棚に納めるために再読。やっぱり好き。2022/12/10

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