内容説明
幼い頃、天才少年としてもてはやされ、ウィーンの王宮で少女時代のマリー・アントワネットの手をとって求婚したというかわいらしい逸話。晩年、心身共に疲労の極みにあり、経済的にも困窮していたモーツァルトを謎の男が訪ね、レクイエムの作曲を依頼したという伝説など、モーツァルトの人生は波乱に満ちています。神童という美しい響きとは裏腹に、モーツァルトは強い個性によって人々を翻弄した変わり者でもありました。彼の残した音楽の明解で理知的な旋律からは、確かに知性の高さがうかがえます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アノニマス
10
幼い頃にマリーアントワネットに求婚した天才ピアニストという印象が強い。その後もきっと華やかなものだったのだろうなと思ってしまうがその反面で家族との不仲に貧困、若くしての病死など壮絶な人生だったとも言える。ドイツ音楽とイタリア音楽に派閥争いがあったことを考えるとサリエリはモーツァルトの存在が面白くなかっただろうな。2024/11/22
みどるん
6
常に金欠で、何かしらの問題を抱え続ける人生をみた。ピアノはこの時代では新しい楽器だという感覚が新鮮だった。アイネ・クライネ・ナハトムジークが悲しい曲だとは…2014/07/02
ミミズク
2
稀代の天才音楽家モーツァルトは生前は貧乏だったんだな。評価されたのは死んでからか。わりと読みやすかったが人名の発音に苦労した2025/06/13
ひろ
0
32014/12/23
おもち
0
モーツァルトの名曲の生まれた背景や天才と称されるもずっとお金に苦労していたことや父との関係など、今まで知らなかったモーツァルトの人間味のある部分を知れてとても面白かった☺️2022/08/12
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