内容説明
これは現実なのか、それとも幻想なのかー。明日絞首刑となる男が、自らの犯罪とその異常心理を告白する『黒猫』、同姓同名の男に脅かされ、破滅の道をたどる『ウィリアム・ウィルソン』、そして黄金色の不思議な甲虫を手がかりに伝説の財宝を見つけ出す『黄金虫』。狂気と理性を併せ持った男たちが語る、3つの不思議なストーリー。怪奇小説の巨匠エドガー・アラン・ポーの代表作3篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SOHSA
27
《購入本》エドガー・アラン・ポー作品を読んだのは学生時代以来のことだろうか。黄金虫の暗号解読のシーンはおぼろげながら覚えていた。ラダーシリーズレベル3だが、内容がホラーというか怪奇物だけに私の英語力では読み解くのになかなか難儀した。単語自体はそれほど難しくないものの、構文自体がレベル3にしてはやや複雑で、一文がやや長い。ひとつひとつ日本語に翻訳しながらではとても時間がかかってしまう。やはり英語をそのまま英語として理解していくことの重要性をひしと感じた。私自身の英語力がアップしたあかつきに再読してみたい。2017/09/27
うかんるり
7
This was so terrible story therefore there is so strong effect in my heart.2017/12/05
リョウ
3
怪奇的で、狂気さえ垣間見える世界だけど、人を引きつけてやまない。ポーは中学以来だけどはまりそう。挿し絵も物語の雰囲気にぴったりで、一目惚れしてしまいました。2014/09/14
いわたん
2
寝る前にちょびちょび読んで1週間ほどかかったが面白かった。初めて(もちろん翻訳)読んだのは中学生だったか。ずいぶん古い感じのする新書版でそれがまた怖かったのを思い出した。 ラダーシリーズはずいぶん短縮されているのだろうが、それでも黄金虫の暗号を解く部分はわくわくする。2011/12/19
読書家さん#kqKgJj
1
英語多読のために読了。平易な英単語でここまで表現できる訳者のスキルがすごいと思う。 作品自体は読んだこともあるので感動は少なかったが、面白かった。 2022/02/27