旅行ライターになろう!

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旅行ライターになろう!

  • 著者名:野添ちかこ
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2022/04発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787292667

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内容説明

出版業界と旅行業界を股にかけて仕事をする旅行ライター。旅行雑誌やウェブメディアの依頼を受けたら観光地を実際に訪ね、その地の名物や見どころを体験し、現地の人の話を聞いて集めた情報を原稿に起こす。実際に自分で旅を体験することで、旅することが人にもたらす発見や喜びをすくいあげ、言葉で伝える仕事の醍醐味とは何か。
取材で全国各地を飛び回っては原稿を書く日々を送るエキサイティングな仕事の実際を、フリー歴16年の現役旅行ライターが解説する。

「仕事でも旅行するのは楽しい?」「旅行ライター一本で食べていける?」といった基本的なことから、「出版社に所属するかフリーか?」「個人事業主か法人化か?」などの駆け出しライターが知りたい部分の実際を自身の経験から語り、「雑誌記事とウェブ記事での書き分け方」「文字単価X円の格安ウェブライターから脱するには」「インターネットでは探せない価値ある記事を書くためには」といった実務で役立つ知識までをカバーする。旅行ライターから始まって、観光・温泉の専門家としての講演やメディア出演、旅行プランの企画・販売など、柔軟に仕事の幅を広げていった著者の経験も紹介する。

さまざまな出自から旅行ライターとして仕事を始めた3人の女性――旅行ウェブメディア「旅恋」の立ち上げ人・関屋淳子さん、「Twitter」での発信がきっかけでライターデビューした永井千晴さん、ウェブサイト制作者をしながら旅行ライターとしても活躍する和田亜希子さんのインタビューも所収。「旅」と「書くこと」を一生の仕事にしたい志望者の最初の一歩に最適な一冊。

目次

はじめに

第1章 旅行ライターへの道
 1 一億総旅行ライターの時代がやってきた
 2 職業としての旅行ライターとは
 3 旅行ライターになる方法
 4 旅行ライターの位置付け
 5 フリーランスになるか、会社所属か
 6 旅行ライターとして活躍する人たち
 7 旅の原点は「聖地巡礼」と「湯治」

第2章 私はこうして旅行ライターになった
 1 銀行員から業界紙記者へ
 2 旅行作家の会との関わり
 3 転職から独立へ
 4 独立するときにやったこと
 5 法人化の心構え
 6 セルフブランディングの重要性
 7 ライターと編集者の違い
 8 毎年変わる仕事の中身

第3章 旅行ライターの仕事のリアル
 1 旅行ライターは旅に出るのが仕事?
 2 旅行ライターのある一週間
 3 旅行ライターの仕事術
 4 旅行ライターの仕事道具
 5 タダで旅ができるのが旅行ライターなのか?

第4章 旅行ライターの活躍の場
 1 どんな媒体があるのか
 2 旅行記事の種類
 3 昨今の旅行ライター事情
 4 経験し、自分の強みを生かす

第5章 旅行ライターはここがおもしろい
 1 人に喜んでもらってなんぼの商売
 2 観光業の裾野の広さ
 3 知らなかった日本を知る
 4 独自の切り口で原稿を書くには
 5 写真の醍醐味
 6 一期一会の出会いこそが宝物

第6章 文章力と運を味方につける
 1 文章力をつける
 2 ガイドブックや旅行誌に求められるもの
 3 ウェブ記事に求められるもの
 4 新聞記事に求められるもの
 5 営業活動は有効か
 6 タイミングよく自分に合う仕事がやってくる

第7章 時代の変化にどう対応するか
 1 雑誌が売れない時代
 2 ガイドブックや旅行誌はなくなるのか
 3 「行かずに書く」問題
 4 「著作権」「二次使用料」は死語になったのか?
 5 出版をめぐるトラブル
 6 旅行ライターの懐事情
 7 共感とあこがれ――旅行系インフルエンサーの躍進
 8 いまの時代の旅行ライターに必要なもの
 9 副業から複業の時代へ

第8章 ウィズコロナの時代の旅の仕事
 1 コロナは旅にどのような影響を及ぼしたか
 2 草津温泉の湯畑から観光客が消えた日
 3 もとに戻ることはないことを認識する
 4 青い鳥に気づいた「生活観光」「暮らし観光」
 5 ウィズコロナの時代の旅のトレンド
 6 インバウンド客はいつ戻ってくるのか

第9章 「旅」を通じて社会ともっとつながる
 1 地域磨き、宿磨きの応援団
 2 ライターの仕事を横展開する
 3 目指すは言霊使い
 4 できることを増やす

参照した文献・ウェブサイト一覧

おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

27
ポップな表紙とタイトルに反して、結構堅い内容。コロナ禍も反映し、このご時世で旅行ライターが生き残るにはどれだけ大変かよくわかった。そして旅行に限らず、ライターが今後生き残るにはマルチに活躍するか、余程ウェブに対応するかしないと厳しいのだなとも感じた。2022/07/09

Танечка (たーにゃ)

6
真剣に旅行ライターを目指している人向けの内容が多めだけれども、旅行メディア業界の裏側を知ることができて面白かった。昨今は経費削減で現地取材していない記事も存在するとか、ウェブメディアはPV重視で内容が薄いこともある、とか。ライティングに関しては、文を書く際の決まり事(記者ハンなど)、著作権の注意事項、取材マナーなど実践的。いきなり独立するのではなくて旅行メディアなんかに勤めてみることを推奨していたり、儲かるとアピールするライター講座に対する注意喚起をしているのは良心的だなぁと思った。2022/06/21

らむし

4
現実的な内容。行かずに書く、というのが気になったのだが、最近雑誌でもネットでも、なんだか薄っぺらい記事が多くなってきているのはそういう事だったのか。使い回しばっかりなんすね。私も旅ではないが地域の取材の記事を一本単発バイトで書いたことがあるが500円でした。悲しい!コロナの影響か時代の流れかわからないが、旅行はもっと細分化されると思う。最近気がついたのは良い店ほどネットに情報がないのが面白い。みんな検索で引っ掛かる店しかいかない傾向が強いので人気がある人の紹介しか見ないんだろうな。2022/08/02

サタイン

3
旅行ライターという仕事は具体的にどのような職業なのかって言うのが知りたくて手に取りました。なかなかシビアな内容ではあるというのはもちろんですが、それでも専業でやれる仕事ではあるのだなと感じる事が出来たので読めて良かったと思います。2023/05/25

まよっぴ

1
2022年4月発刊の旅行ライターのなり方に関する本。誰でも旅に出れば気軽にSNS等で生の声を発信できる「一億総旅行ライター」とも呼べる現代において、旅行ライターを仕事にすることについて、詳しく知りたくて手にしました。仕事としてのライターの活動について、詳しく知ることができます。「文章力と運を身に付けよう」という章が、個人的は特に知りたい内容であり、心に残りました。現代においてライターの仕事を志望する際には、心に留めておきたい事柄を具体的に知ることができる、貴重な書籍です。2022/11/13

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