水晶宮の死神

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水晶宮の死神

  • 著者名:田中芳樹【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • らいとすたっふ(2022/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488592042

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内容説明

11月のある晴れた休日、ニーダムは姪のメープルとともに、ロンドン郊外にある水晶宮(クリスタル・パレス)を訪れる。きらびやかな宮殿に、突然、大きな悲鳴が響きわたった。袋づめの首なし死体が降ってきたのだ。死体の手に握りしめられていたボロ布には、「死神(デス)」と赤い文字。混乱する人々の前に、カラスの仮面をつけた黒ずくめの男が姿を現わす……! 数学教師ドジスンに聡明な少年モリアーティが登場。多彩なキャラクターが織りなすヴィクトリア朝怪奇冒険譚シリーズ、ついに完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

112
ヴィクトリア朝怪奇冒険譚3部作最終作。最終作の舞台水晶宮はロンドン東南郊外に移築された建築物でニーダムとメープルたちが日帰りできる安近短な冒険舞台である。最終巻にて3部作が全て1857年にニーダムたちが経験した冒険であることに気付かされた。命の危険を感じるような心臓の鼓動が跳ね上がる冒険を1年に3回もすれば通常ならば吊り橋効果で男女の仲は深まるものだがそれもなかった。とにもかくにも作者は当時の偉人や著名人たちを自らの筆で描きたかったのだろう。歴史や風俗、そして人々の意外な側面が見れて個人的には楽しかった。2022/07/28

keisuke

6
文庫化再読。この辺から少し御大怪しくなってくる…。2021/08/15

毎日が日曜日

3
★★★+2021/11/22

羽田

2
シリーズが始まったときに、時代設定から絶対ベーカー街の名探偵がどんな形にせよ出てくるんじゃないかと思っていたけど、そっちか来たか!って感じ。教授(にはまだなっていないけど)も本当に様々な作品にいろんなビジュアルで出てくるよね。少年バージョンはあまり見ないかな?シリーズをすべて読み終わったので、巻末年表を読み返してしみじみしたりする。シリーズ通して叔父と姪の距離感がすごく良かった。2023/01/03

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