男の子は強くなきゃだめ?

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男の子は強くなきゃだめ?

  • ISBN:9784799110409

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内容説明

子どもたちにとって自分らしさを表現すること、悩みごとやつらい気持ちを誰かに相談するのはただでさえハードルが高いことなのに、「男なんだからしっかり」「男なんだから泣くな」という固定観念が、余計に男の子たちを孤独にしたり、苦しめたりしています。
男の子だからといって男らしく生きなければいけないということはありません。つらいときはつらいと言っていいし、泣きたいときは泣いていいのです。
この絵本では、すべての子どもたちが自分らしさを愛し、自分の正直な気持ちを受けいれて、それを表現することができる社会になるために必要な考え方を知ることができます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

20
少し理屈っぽい本ではあります。 そもそも「男は強くなきゃだめ?」といった、理想概念の押しつけに疑問を投げかける本だからでしょう。 様々な人間を登場させて、個性というものを考えていきます。 感情や考え方の違い、様々な角度から自己肯定を見つけ出し、安心感につなげるセルフケアの本です。 悩める時に、こんな本がそばにあると良いのかもしれません。 読み聞かせには向きません。 押しつけてはいけません。 必要とされる時に、そこにあると自分で語ってくれる本です。 2023/11/27

うー

17
〈絵本〉タイトルに惹かれ手にとる。男の子に限らず全ての人に呼び掛けたメッセージの数々。『体がなければ何も始まらない。ワクワクするような冒険も色んな楽しい出来事も経験できるのは体があってこそ』『「助けてほしい」って言えたらそれだけで心がだいぶ軽くなるよ』2023/05/20

のり

12
ジェンダーに関する絵本。「そのままでいいんだよ」って言うけど、それは周りがそう思わないと結局 差別される。昔に比べて「男だから、女だから」とならないけど、こういう絵本を誰に向けて作っているのだろう…大人?子供? 難しい問題。本当に難しい。2022/09/05

遠い日

7
すでに『ディア ガール』や『ディア ボーイ』などの作品もありますが、本書もまた男の子、女の子関係なく、すべての子どもたちへのメッセージであると感じます。「かくあるべき」という古臭いイメージを一新して、自分らしさをだいじにしようと語りかける。自分であることを第一義にして、周囲との違和感や困ったことは、信頼できる大人に相談してみよう、それができなければホットラインの電話相談もあるよと、巻末に提示しています。2022/06/05

はるー

6
息子を育てているとよく聞かされる「男の子だから」の文言。私も納得がいかないと思いつつ、じゃあ実際LGBTだったら息子にどう声掛けしてあげられるのかな?と思い、こちらの本を読みました。性別で分けることによって、どれだけ世界を狭めてしまうのかがわかったし、子供が困った時に話せる場所を与えてあげるのも親の責任だな…と感じた。息子がもう少し大きくなったら、読み聞かせもしたいと思う一冊。2023/02/05

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