ハヤカワ文庫JA<br> 法治の獣

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ハヤカワ文庫JA
法治の獣

  • 著者名:春暮康一【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 特価 ¥550(本体¥500)
  • 早川書房(2022/04発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150315207

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内容説明

あたかも罪と罰の概念をもつかのように振る舞う異星の草食獣シエジーたちの衝撃的な秘密を描く表題作を含む、宇宙SF中短篇3作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっちゃん

123
第1話から度肝を抜かれる。人類が地球外に活路を求めて宇宙に飛び出していく時代。長い長い飛行の末に知的生命体らしきものを発見。嬉々として接触を試みた結果があまりにも衝撃的。こんなファーストコンタクトものは初めてだ!その悲劇的な結果を引きずり、尾を引いている、という設定での後の時代のこれもファーストコンタクトを描いている最終話も面白い。何たってここで出てくる「方舟」の形態、知性の在り方、もう驚天動地の想像力、創造力よ!2024/05/13

sin

65
昔はSFのセンスオブワンダーに心を踊らせたが最近は実情報が多いせいか?歳をとって感動の幅を減らしてしまったのか?これはと思える物語が減ったように感じていたが世の中には新たなセンスオブワンダーを産み出す力がある。※想定外の存在に対する最悪のファーストコンタクト※『黒祀の島』で祀り上げられた獣の名を持つ法の獣は快不快を基準とした極端な民主主義※閉じられた系に発生した知性とのコンタクト、握手しようとした手で相手を握り潰してしまう可能性?読み終わった後の震えるような感動に僕の感性はまだ死んでいないのかもしれない。2022/06/02

小太郎

44
積読本。「SFが読みたいで!」見事に一位になったので早速。(ランキングに入らないと読まないのかい!っと自分で突っ込んでます)3篇の中短編、読み終えてなぜもっと早く読まなかったのかと自分を責めました。 どれもが私の好きなファーストコンタクト物、それもこちらの遥か斜め上を行くユニークな設定やワクワクドキドキする展開。魅力的なガジェットや登場人物(生命)、豊富な科学知識に裏打ちされた正しくSFの神髄ともいえる「センスオブワンダー」を感じさせる作品でした。気に入ったのは「主観者」と「方舟は荒野をわたる」★4.52023/02/23

ケンケン

37
(663冊目)好きだな~こういうファーストコンタクトものは! 「主観者」のラストで明るみとなる衝撃的な真実も良かったですが、特に「方舟は荒野をわたる」での徐々に明らかになる異星生物の生態が面白かったです。新たな作品に期待したい作家ですね、これは(^^♪2023/02/19

inami

35
★3 宇宙がそれなりに好きなこともあり、何か面白いSF作品ないかなぁ・・と、ランキングなどを観て探していたら、「読みたい2023年度第一位、ベストSF2022(国内篇)」とあったので読んでみました。中篇三作品でいずれも、太陽系外の異星生物とのコンタクトの物語。自分の想像力の弱さなのか、いまひとつ面白さが良くわかりませんでした。以前読んだ『われはロボット』、『一九八四年』、『三体』などはそれなりに楽しめたのに・・引き続き楽しめそうな本探してみるか・・2024/03/01

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