集英社インターナショナル<br> ラジオ深夜便 うたう生物学(集英社インターナショナル)

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集英社インターナショナル
ラジオ深夜便 うたう生物学(集英社インターナショナル)

  • 著者名:本川達雄【著】
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • 集英社(2022/04発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797674095

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内容説明

NHK「ラジオ深夜便」の人気コーナー「うたう生物学」が一冊の本に。生物の不思議や成り立ちをわかりやすく解説。日常の生活や物事を生物学の視点で覗くと新たな発見がある。『ゾウの時間 ネズミの時間』の著者が書いた生物学入門エッセイ。毎回、放送の最後にうたう、オリジナルの歌付き。

目次

出前授業「生き物は円柱形」
ナマコはすごい!
僕らの体はすごいのだ!
昆虫はすごい!
サンゴはすごい!
ヒトデはなぜ星形か
貝殻はなぜ渦巻きなのか
生物とは何だろうか
生物とは続くもの
ゾウの時間 ネズミの時間
子供の時間 老人の時間
動物の時間から現代生活の時間を考える
通勤電車は虫かごなみ
大きなシステムの中の構成員は働かない
大きい利点・小さい利点
体は水でできている
歩くことはどのように進化したのか
人はコケながら歩く
車輪動物はなぜいないのか
体温について
味について
正月と回る時間
長寿について考える
生物学から現代文明を考える
桜の花びらは五枚
アサリはすごい!
ヤモリはすごい、ヒトデもすごい!
ノミはジャンプのチャンピオン
東京はどれほど密か

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

canacona

28
ちょっと軽く読むつもりが、想像以上にみっちり面白く中身の詰まった本でした。生物達の特徴はもちろんのこと、そこに人間の身近な問題を絡めてお話しているのでわかりやすい。虫かご並みの人口密度で、ゾウ並みの距離を移動して、体を維持する30倍ものエネルギーを消費する人間。他の生物と比較することで、人間の特殊さがよくわかります。ラジオ深夜便でのお話で、毎回替え歌がついているのだけど、楽譜は苦手なのでほぼわからず😅それと、この文章の柔らかい口調を実際にラジオで聞いてみたくなりました。2022/05/24

邪馬台国

2
最近読んだ本の中でも、特に発見が多く興味深く楽しめた一冊でした。生物の不思議の節々に現代社会への批判が織り混ざっています。それらも説教くさくはなく、生物の本来のあり方に照らし合わせて、価値観の再考と新たな提案を優しく差し伸べてくれるような物腰の柔らかさでした。各回の終わりにテーマに即したオリジナルソングがなんと楽譜つきでのっています。そちらもユーモラスなので、ぜひ音源化してほしい!2022/04/15

kirin100

1
安定のおもしろさだった。これまでの著作と同じ内容が多かったけど、コンパクトで優しい文体でとても読みやすい。説明がお上手だから、ラジオでもわかりやすかったんだろうな。2022/09/03

かおるん

1
NHK「ラジオ深夜便」の人気コーナー「うたう生物学」が一冊の本に。生物の不思議や成り立ちをわかりやすく解説。日常の生活や物事を生物学の視点で覗くと新たな発見がある。2022/08/26

ふぃー

1
教科書に載ってた「生き物は円柱形」が面白かったので、本屋で見かけてなんとなく手に取る。「ゾウの時間、ネズミの時間」有名だけどこの人の話だったのか。どうやって生き物がデザインされているか、読みやすくわかりやすい文体で、面白い話がたくさんでした。印象に残ったのは〝「老いた者は速やかに消え去るべし」が生物としての正しい生き方”というところ。このコロナ禍でも虫かご並みの密度で生きる我々の生活をもう一度見直して、広く次世代のためになる「拡大版生殖活動」とはなんなのかを考えて生きる社会にしたい。2022/08/18

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