内容説明
釣り合わないから断られようと思っていたお見合いの結果、エストホルム伯爵家の三男ベルンハルドと婚約することになった男爵家の娘アーシェ。
婚約者となったからには仲良くならなければしょうがない、と親交を深めようとするアーシェは、極端に無口ながらも気遣いを忘れないベルンハルドのやさしさに惹かれていく。
そんな日々の中、ベルンハルドの胸に飾られた花――スミレが、どうやら自分にしか見えないこと、そして彼の想いに合わせて姿を変えていることに気が付く。
それはどうやら女神様の祝福のようで――!
幻の花が二人の恋を繋ぎ結ぶ、純愛ストーリー開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっきぃ
8
伯爵家三男とお見合いをすることになった男爵令嬢アーシェ。ひたすら無口なベルンハルトに断られるだろうと思っていたのになぜか気に入られた様子。無口すぎるベルンハルトの気持ちが分からなかったある日、ベルンハルトの胸にスミレが見えるようになり、ベルンハルトの気持ちがわかるようになる、という話。ベルンハルトが無口が可哀想だし、父親や兄たちが最悪すぎる。アーシェいい子なんだけど、身分もあるかもしれないけど伯爵に言い返せない所がちょっと物足りなかった。番外編は二人の仲良さげな所がヒルダ目線で読めて楽しかった。2023/01/23
イカまりこ
7
KindleUnlimited 政略結婚で選ばれた相手は評判の悪い伯爵家の三男。成金男爵令嬢は穏便にお断りされようとするが…って展開。まず評判が悪い家とか地位は低いが金はあるってとこが気になったw 普通とちょっと違って楽しいぞって。さらに無口な婚約者の感情が胸元の花で分かるって設定もいい。心の声が駄々漏れじゃなく、揺れたり萎れたり咲き誇ったり、控えめだけどしっかりくみ取れる感情。結末も二人でしっかり力合わせて暮らしていく方向で、さすが成金男爵令嬢!って拍手送りたくなった。2023/01/30
色素薄い系
6
ベルンの顔と田舎者訛りのギャップ(笑)悪役はいるけど基本的にはずっと同じテンションで進むので個人的には退屈でした。花が見える理由が実は…とか結婚式での花の演出とか本格的には出て来ない女神さまの粋な計らいとかは良かった。シスコン拗らせてる弟とヒルダとイアンの関係なんかも良かったと思う。2023/04/22
レイン
0
祖父のおかげでお金はあるが爵位は低い、天真爛漫な男爵家令嬢が主人公。 その婚約者である無口な伯爵家三男には複雑な事情があって、という話。 漫画の続きが気になったのでオチの部分だけ斜め読み。 伯爵家が本当に伯爵なのか首が90度くらいまで曲がりそうなほど馬鹿しかいなくてびっくりだが、ヒーローは12年間愛されて育ったおかげか真っ直ぐな青年でいてくれてよかった。 対する男爵家は父は気が弱いけど、跡取りの弟がツンデレながらもかなり頭が回りそうで今後期待大だなぁと。 あとでもう一度読み直したい。2025/05/14
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